日々のレポート

ライブ風景

カフェスロー(東京)のライブ・レポート

新型コロナウィルス感染拡大に伴い、4、5月はライブ活動の自粛を余儀なくされました。
しかし6月19日からの県外移動の解除、1000人以下のイベント開催許可を受け、
主催者、共演者、会場主やスタッフの皆さんとの協議を重ね、人数制限やマスク、消毒液、体温測定などの対策を講じた上でのコンサート開催を決定しています。
ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

今日はカフェスロー(東京・国分寺)でのキャンドルナイト夏至コンサート。
例年、パーカッショニストわきたにじゅんじさんとの共演コンサートを企画しておりますが、
じゅんじさんとも協議した結果、僕のソロで行うこととなりました。

会場のカフェスローもこの数ヶ月、テイクアウト中心など営業の縮小を行い、
イベントも中止を続けてきました。
今日は2ヶ月ぶりのイベント開催となりました。
飲食店にとっても、僕らアーティストにとっても、そしてお越しくださった一人ひとりにとっても、本当に意義深い時間となりました。

 

このコロナというものに関しては、世界中の人々が初めて経験することですので、
一人一人、まったく考えが異なると思います。

神経過敏になり、冷静でいられなくて当然です。
休業していない飲食店や、県外ナンバーの車に、攻撃的になる人もいます。
その一人一人も、同じ人間。
相手の考えを受け入れ、理解し合い、僕らは前に進んでいくしかありません。

理解し合えないと諦め、分断したままでいるなんで、
救いようがなさすぎて、やりきないじゃないですか。
大切なことは分断じゃない。融和です。

 

音楽なんて不要不急じゃないかもしれない。
でも生の音に触れたい人にとっては、魂から求めることかもしれない。
僕にとってもそうです。
僕にとってはこれが仕事、生業です。
会場のカフェスローも、これが仕事です。
それを自粛し続けなければいけない苦しみは、「音楽なんて娯楽でしょ」という人にはなかなか理解してもらえないかもしれない。

今日、来てくださった方にとってどうだったかは分からないけど、
自粛から、再開へと、一歩踏み出せた喜びを、感じ合えたように思いました。

 

何が正しいか、誰にも分かりません。
正しさを押し付け合うことは意味がない。
誰もが正しく、
誰もが間違っている、
とも言えます。

どんなに策を講じても、
誰もがリスクを負っています。
リスクゼロなんてあり得ない。
でも状況は常に変わり続けていくのだから、
リスクがあって当たり前の世界で、
模索しながら、なんとか生き延びていくしかない。

みんなで理解し合い、話し合いながら、
この経験さたことのない状況を、
一歩ずつ前に進めていきましょう。

 

カフェスローの皆さん、お越しくださった皆さん、
そして遠くから応援してくれている皆さん、
本当にありがとうございました。
 
そしてライブ配信をご覧くださった皆さん、ありがとうございました。
動画はYouTubeに保存されていますので、見逃された方もぜひ。

 

次回は10/23(金)にカフェスローでライブする予定です。
皆さんと笑顔でお会いできるのを楽しみにしています!

 

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