日々のレポート

ライブ風景

「まんまーる ミュージック・ウィーク」を終えて

今日、搬入したピアノを我が家へ戻し、無事にイベントが終了しました。

これまでも1、2年に1回は、1週間以上に渡って毎日ライブするような長期イベントを企画してきました。
でも、街の真ん中、アーケード街で開催したのは初めてでしたし、子ども向け(もしくは親子向け)を中心に据えて開催したのは初めてでした。

概要が決まり、フライヤーが刷り上がったのが1ヶ月を切っており、
広報面では不十分ではありましたが、多くの方にご参加いただけました。

なにより嬉しかったのは、イベントを通して、いくつかの出会いや、さまざまな気づきがあり、今後に発展していけそうな点。
どんなにいいイベントでも、1回限りの打ち上げ花火で終わってしまうより、「またやりましょう」「今度はこんな風にもやりたい」と、次に膨らんで行くほうがいいなと思っています。

 

ライブ風景

今回、路上でのライブも3回行いました。
たくさんの方が足を止めてくださることも、そうでないこともありました。
以前から、路上でもっとやりたいなと思っていたのですが、ピアノを運ぶのがそもそも大変ですし、商店街からの許可も得なければいけないので、二の足を踏んでいました。
でも今回、商店街で町づくりをしている方とつながることができ、「もっとやってください」とおっしゃっていただけました。

以前も書きましたが、佐世保市民はふだんから文化芸術に親しんでいるか、文化的かと聞かれたら、そうとは言えないでしょう。
「え、でも佐世保はjazzの街でしょう。音楽の街じゃないですか?」と言われたこともあります。
でも、「よくライブに足を運びますか?」というアンケートをとったら、YESと答える人はほんの数パーセントでしょう。
それほど興味がない人がほとんどではないでしょうか。

 

ライブ風景

これは、日本全体で言えることと思います。
僕のライブにいらした90代のおばあちゃんに、「人生で初めてコンサートに参加しました」と言われたことがあります。
「いい冥土の土産ができました…」と言われたけど、これは笑い話にならないなぁと思います。

でも、僕が、サッカーや野球の試合を見に行ったことがないのと同じですよね。
プロスポーツ選手が、みんなが来てもらえるように頑張っているのと同じように、僕ら音楽家も頑張らなくちゃね。

そういう意味で、
路上でのフリーライブは、今後、力を入れていきたいと思っています。
みんなが物理的にも心理的にもハードル感じることなく、音楽にアクセスしてくれるように。

「街のにぎわい創出」
   ×
「文化振興」
   ×
「子育て支援」
   ×
「平和発信」

この組み合わせで、みんなと協力しながら、色々やっていきたいです。

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