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              夏旅2004 第7日目: はじめてのHIROSHIMA 
              昨日は倉敷を観光した後、岡山をあとにし、夜に広島ユースホステルに到着。明けて本日は、広島市内を訪れました。ずっと来たかった広島。スケジュールの都合で半日しかいられないのだけど、それでもどうしても来たかったのです。 
               
              
              
                 
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                  蝉の声が響き渡る | 
                 
                 
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              原爆ドームを前に声も出ず 
              バスを降り、少し歩き、左に曲がると、そこに突如、原爆ドームは現れました。あたりは蝉の声が響き、あの日、1945年8月6日と同じ時間帯、同じ晴天でした。 
              原爆ドームは無言で語りかけ、僕はその前にひざまずき、ただただ手を合わせることしかできませんでした。でも今感じていることを音にしたくて、ピアニカを取り出し吹き始めたのですが、吹く力もなかなか出ず、直視することもできず、うつむいて、弱々しい音で吹くことしかできませんでした。いまの自分にできるのはそれが精一杯で、僕が原爆ドームの前で、明るい前向きな音を出せるようになるには、あと何度も訪れなければならないと感じました。 
               
              そのあと、記念碑、さだこさんの像、そして平和記念資料館に行きました。 
               
              
              これからの僕にできることは 
              資料館を見ている間、ずっと涙をこらえていたのですが、最後はどうしても目を濡らしてしまいました。しばらく何も話したくない気分でした。でも、へこんでばかりはいられず、僕にできることをやらなければという気持ちになりました。 
               
              広島・長崎についてもっと勉強したいし、アメリカ・フランス・イギリスなどが現在も行っている核実験を阻止し、地球上から核を廃絶するための活動をしたいと思いました。人それぞれできる方法があると思うのだけど、僕はやっぱり音楽を通じて、行いたい。 
               
              先日の記念式典で秋葉市長が宣言なさっていたように、来年の60周年記念式典に向けてのこの1年間、僕にできることを手探りでやろうと思います。 
               
              また重要なのは、アメリカ(人)と一緒に学び、行動することだと思いました。原爆投下をしたのはアメリカだからと、彼等に敵対意識を持って一方的に責めてしまうと、結局は理解しあう道にはつながらないと思ったからです。現在のアメリカの行動に対しても、アメリカ人でも疑問を持っている人が多くいるはず。それをアメリカ人も含めた世界の人と一緒に考え、行動したいと思いました。一緒に学び、考え、行動することが、世界平和に結びつくのではないでしょうか。 
              
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