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              春旅2005 第27日目: 鵜島さん宅でのライブ 
              今日は、鵜島さんのお宅で、ホームコンサート形式のライブです。 
              ご親戚の方がピアノのある居間にたくさん集まってくださりました。今日も、僕のソロと、マー(米田麻衣)の紙芝居とのコラボレーションで構成します。マーが明日帰ってしまうので、紙芝居とのコラボレーションもこれが最後です。 
               
              みんなの知ってる音 
              
                 
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                  まーの紙芝居との共演も 
                    今日が最後 | 
                 
                 
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                         セットリスト:  
                           
                          1, 春の波間(即興) 
                          2, 水滴のダンス 
                          3, 赤とんぼ 
                          4, 紙芝居「ポルケ?」 
                            〜祈り 
                            〜 息をして | 
                       
                     
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                  みなさんと記念写真! | 
                 
                 
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              今日、演奏の前にご挨拶したら、一番そばに座っているおばさんが、「私たちの知っている曲も少しは弾いてくださいね」っておっしゃいました。やっぱりお客さんとしては、そうですよね、誰も知らないオリジナル曲や、よくわからない即興を聴かされるより、知ってる曲を弾きたいですよね。なんか先に釘さされちゃった。 
               
              でも、僕の伝えたいこと......それは、僕が出す音は、鳥の声や、虫の声、木漏れ日、美しく咲く花、川のせせらぎ、風のうた、そういう自然からもらえる感動を元にしていて、それは生きているもの、命あるものなら誰もが知っているものであり、人も鳥も草花も知っていることであるということ.....だから、みなさんの知っている音なんですってことなのです。例えば、皆が知っていると思われる流行歌を僕が弾いても、鳥にはそれは分からないし、人間だって世代によっては知らない人も出てくる。だからこそ、僕は自然の音をモチーフにしたいのです。それが、種(しゅ)の壁を越えた、命と命のつながりになると思っています。 
              でも、それは僕の中での理屈であるかもしれない。 
               
              1曲目の即興は、「豊前(ぶぜん)の海」をモチーフにしました。いまこの空間にいるみなさんなら全員が知っているもの、それは、目の前に広がる豊前の海。弾き始める前に、「1曲目は、豊前の海をテーマにします」と言ってから弾き始めました。 
              僕が、ここ豊前市に到着した一昨日に見た豊前の海は、波がおだやかで、とっても静かな海でした。ちょっと寂しい海だったけど、波間は心をなでるようでした。僕はそれを思い浮かべて、弾きました。 
               
              弾き終わると、みなさんがたくさん拍手をくださいました。おばさんは、にっこりと嬉しそうに笑ってくださいました。それで、「あー、伝わったんだー」と思えて、嬉しくなりました。 
              ライブの後、みなさんとお茶しました。やっぱりホームコンサートのいいところは、ふだん、コンサートに全くなじみがなかったり、本格的な演奏を聴いたことがない人たちの前で演奏できることで、「こんな間近でピアノの演奏を聴いたのは初めて!」と、みなさんが喜んでくださることです。誰もがコンサートに行ける訳ではなく、特にお年寄りはなかなか行けない。お子さんも、目をまん丸くして見てくれる。 
               
              だから、こういったホームコンサートはとても意味があると思っています。今後も、ずっと続けていきたいです。 
              
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