日々のレポート

2010年10月アーカイブ:


太光寺(広島)のライブ・レポート(2)

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広島の「行者山 太光寺」でのコンサート。

昼の部を終え、だんだん日が沈んでいきます。
瀬戸内海を一望できる、太光寺からのながめ。
やさしく雄大に、心を包んでくれます。


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演奏がすすむとともに、夕陽が沈んでいきます。
夕去りを迎え、床に灯したキャンドルが、静かに浮かび上がってきました。


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第1部は、完全即興で40分間。

昼の部で、助産師・姫宮万寿子さんが語ってくれた、命が宿り、生まれるまでの旅路を、音で紡ぎました。


娘つむぎの誕生を経験したことがなければできない演奏でした。
でも、これは個人的なことであると同時に、普遍的なことでもあります。
いまここにいるすべての人が、お母さんの胎内から生まれて来たのだから。

父と母の出会いがあり、受精があり、妊娠期間があり、
陣痛があり、お産があって、みんな生まれて来た。


つむぎが生まれたあの日は、梅雨の最後の日。
吉村医院を囲む森にしたたる雨の音のなか、
妻と子は力を合わせて、山を登り、くぐりぬけ、そして生まれて来た。
朝を迎えたら、雨はすっかり上がり、太陽が輝いていた。
あの暑い暑い夏が始った日でもありました。



今日のこの機会をくださったすべての皆さまに感謝します。
これからも、命のことをテーマに、ずっとピアノを弾いていきたい。

本当にありがとうございました!


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太光寺(広島)のライブ・レポート(1)

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大阪から新幹線で広島へ。
今日は、広島市内の高台にある「行者山 太光寺」にて開催された「born 〜宿るいのち 紡ぐおと〜」に出演。今日も昼夜2回公演です。

昼の部は、助産師・姫宮万寿子さんの「いのちのお話」とのコラボレーション。
会場にはたくさんの親子連れのみなさん。
姫宮さんが、とても分かりやすく、命がお母さんの胎内に宿り、そして生まれてくるまでを、お話してくれます。

僕は、その長い「いのちの旅」に、
音をつけてゆきました。


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姫宮さんとの共演のあと、僕のミニ・コンサート。

子どもたちが楽しめるような、明るい軽快な曲を選ぼうかとも思ったけど、
「いのちのお話」からの自然な流れのままに、
いま感じるままの音を紡ぎました。


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会場は、大きなガラス窓に囲まれ、
光や風が、気持ちよく入ってくる。
それを感じながら弾けることは、とても幸せでした。

また、主催してくださったかた、スタッフのかた、お越し下さったみなさんの暖かな気持ちに包まれて、演奏できること、
そして、自分の娘が生まれた時のことを感じながら演奏できることは、
ほんとうに幸せなことでした。


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演奏の後は、姫宮さんとのトークの時間もいただきました。
娘が生まれた時のこと、感じたこと、
ほんの少しだけど、話せて良かったな。




月夜と少年(大阪)のライブ・レポート

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今日は大阪の「ギャラリー 月夜と少年」にて、
西家さんの展示「家森」の展示空間でのライブ。
昼夜2回公演です。

西家さんは、姉弟のユニット。
今回の展示は、家がテーマです。

僕も、家や家族をテーマに、音を紡ぎました。


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夜の公演は、カージーが灯りをともしてくれました。
小さな空間に、たくさんのお客様。ありがとうございました。



久しぶりに大阪に来て、
クリエイティブな街、空間、人に触れました。


出身地の横浜や、20代を過ごした東京を離れて、
ずいぶん時間が経ちました。

自然のあるところに住み、
自然と交感しながら作品を作ることも大切。

でも、都会で、
アーティストたちがひしめき合い、
次々と新しいものを作り、新しい試みに挑戦しているのに触れることも、
とても大切だと、今さらながらに感じました。


月夜と少年さん、西家さん、カージー、
ありがとうございました。

カージーのキャンドル演出で、X'masイブにカフェスローOSAKAでライブするので、そちらもぜひお越し下さい!


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浜辺のベンチ(3度目の海)

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今日、海のそばにお住まいの、
ある作家さんのうちに遊びに行きました。

そのかたは、陶芸家であり、画家であり、
家具も作り、鞄も作り、ぬいぐるみも作り、
おいしいご飯も作る.....

つくる生活をしています。


家から海まで、160歩です。
つむぎ、3度目の海。



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その浜辺には、彼女の作品のベンチが置いてあります。
僕たちは、そのベンチに、つむぎを座らせました。



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この小さな体で、
大きな波、ごうごうと吹く風を一身に受け、
ちょっと驚いたような表情をしながらも、
「すごい風だね!」って小さな笑顔を見せる。

その姿、小さな小さな笑顔に、
涙しそうになりました。


どうか彼女が、
いつまでもいつまでも、
まわりの人々に幸せをもたらす存在でありますように。

いまはそれを願って止みません。



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さようなら、浜辺のベンチ。


僕たちは、4ヶ月の里帰りを終え、
今週末、徳島へ帰ります。




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志保屋(大分)のライブ・レポート

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今日は、熊本から大分に移動して、竹田の「志保屋」さんにてライブ。
音と食を愉しむ会 ~味わいライブ~」と題して、料理研究家の堀田貴子さんとともに、秋の味覚と音楽を楽しむイベントを開催しました。



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僕のCDを置いてくださっている三桁(mitsuketa)店主、書家の草刈樵峰さんが、
こんな素敵な立て看板を書いてくださいました。
こういう風に自分の名前を書いてもらったことがないので、とっても嬉しい。
草刈さんは、本日の空間プロデュースもしてくださっています
(ちなみに、上の写真の「しほ屋」も草刈さんの作品)。



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貴子さんには、何度かコンサートを企画していただいています。
音楽と食の組み合わせも何度か行っています。
お客様にお出しする飲み物とともに季節のスイーツを作っていただいたり、
演奏を聴かせて発酵させる「ピアノ発酵パン」を作ったり。
でも、それらがどちらかというとコンサートが主体であったのに対し、
今回は、食と音をぴったり組み合わせる本当のコラボレーション。

貴子さんは音を聴きながらメニューを考え、
僕はそれを試食して、曲想をイメージしました。



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■昼の部
「音とお菓子で 秋空にふわふわと心躍るひととき」


葡萄ジュース(発泡)
葡萄のふわふわムース

山野草茶
サフランの粉雪クッキー

お抹茶
栗のメレンゲ焼き

サフランティー
かぼすの泡雪かん

和紅茶
りんごのシフォンケーキ


.................


4種類のお茶と、4種類のスイーツ。
それらをゆったりとした時間の流れのなかで、
ピアノの生演奏とともに楽しむ昼下がり。
ふだん、過ごそうと思っても過ごせない、贅沢な時間。



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志保屋さんは、築200年の蔵。
小さな空間のところどころに、
素敵な佇まいが存在している。



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少しインターバルを置いて、夜の部。
夜の部は、お酒とお肴。
そして、終演後には、パエリアと、志保屋さん特製うどん。



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■夜の部
「音色にグラスを傾けながら 秋の夜長を味わいつくす」

どぶろく
前菜3種

白ワイン
えのはのミルフィーユ

日本酒(4種飲み比べ)
里芋田楽

赤ワイン
鶏の柚子ごしょう焼き

重ね煮きのこのパイ包み
栗の渋皮煮

サフランカクテル
パエリア、うどん

...................


お越し下さったみなさま、本当にありがとうございました。
そして、志保屋さん、手伝ってくださったすべてのみなさま、
本当にありがとうございました。


季節を感じること、
地元のものの素晴らしさに気付くこと、
歴史が作り出した趣きに感覚を委ねること、
日常の喧騒から離れ、ゆったりとした贅沢な時間を過ごすこと、
かけがえのない一瞬一瞬を味わうこと。

僕の音楽が、その一助になっていたら、幸せです。

あるお客様が、「自分へのご褒美のように感じました」と、
言ってくださいました。
そう言っていただけると、本当に嬉しい。

貴子さん、いろいろとありがとうございました。
またぜひやりたいね!



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熊本アートプレックス(熊本)のライブ・レポート

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今日は、「STREET ART-PLEX KUMAMOTO EXTRAVAGANZA2010」に出演。
毎年開催されていて、今年で9年目。月ごとに開催されるイベントも含めると、今日で150回目のイベントだそうです。

お昼の顔合わせに集まった、実行委員会スタッフ、出演者のみなさん、
ほんとにとてもかっこいい。
こんなかっこいい大人たちが、 街を刺激し続けている熊本は、幸せな街だ。


ああそして、この素敵な会場にびっくり!



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今日は急遽、天然肉体詩人・東條虫丸さんと共演することになりました。
バックパック背負って歩いていたら、虫丸さんが「よぉ!」って。
以前、僕が友人らと企画した「屋久島音楽祭」に出ていただいて以来です。
屋久島在住で、長年、海外でも活躍されてる舞踏家さんです。


僕のステージは30分間。
最初の10分はソロで「風のゆくえ」、
そして残りの20分は、虫丸さんとの完全即興セッションにしました。

写真や動画が残っていないのが残念!
ほんとに楽しい、面白いコラボレーションになりました。


打ち上げは、今日の出演者とスタッフ(100人ぐらいいたろうか)がみんな揃って、大宴会。
夜中の1時近くまで、ほんとに楽しかった。


全国で、町おこしを目的とした、町ぐるみのイベントがたくさん開催されますが、
そういうものとは一線を画していると感じました。
実行委員長自らがアーティストで、町おこしというより、表現に重点が置かれていると感じました。

また、表現媒体も静的なものが少なくて、
ダンス、舞踏、演劇、音楽、ライブペイントのような動的なものがほとんど。
だから、刻々と変わってゆく町、歩いてゆく人々と同じように、
表現も瞬時、変化しながら存在している。
即興性が高く、いい意味で、ゲリラ的なのです。


出演できて、ほんとに幸せでした。
みなさん、ありがとうございました!



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ふぃ〜るど(熊本)のライブ・レポート

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長崎から熊本に移動して、
今日は、山鹿にある障がい者の施設「ふぃ〜るど」でのライブ。
昼夜2回公演です。

昼は、平尾台でも共演した、平魚泳くんと、
夜は、藤川潤司&川原一紗、そして詩人・津留清美さんと共演。
ゲストは、ジャグリングの水口くん。

かわいい飾り付けのピアノの向こうに広がる、黄金色の田園風景。
コスモス畑、ゆっくり走るトラクター。
晴れ渡った秋空と、ここちよい風。


夜はキャンドルナイトで。
竹のキャンドルホルダーをたくさん作ってくださいました。


とてものんびりした山鹿の田園風景のなかで、
あたたかな笑顔に囲まれながら、充実した2回公演でした。

スタッフのみなさん、お越し下さったみなさん、
そして仲間たち。

ありがとうございました!



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子犬たち

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昨日ライブした、舞ちゃんとクレムんちに、
シロとゴンの子どもたちが生まれました。
まだ目も開いていないよ。



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シロは、とても優秀なお母さん。
おっぱいあげて、うんちはぜんぶなめてあげる。
そしたら、さっと箱を飛び出して、のんびり自分の時間を過ごしてる。
もう3回目、10匹のお母さんしてるんだものね。



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mai & clem家(長崎)のライブ・レポート

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今日は、長崎県佐世保のmai & clem家にてライブ。
昨日の平尾台自然音楽祭に一緒に出演した龍ちゃん(コイケ龍一)と一緒に、
「ピアノの森 アフリカのムビラ」。龍ちゃんは親指ピアノ奏者です。
ここで二人でライブするのは2年目になります。



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ここは一般のおうち。
それだけにとてもアットホームな雰囲気。
ステージと客席の境目もあいまい。
一人一人の笑顔や息づかいも感じる。
キッチンからライブを見てもらうのも、おうちならでは。



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僕は1年に3、4回この家でライブさせていただいています。
毎回、おいしいご飯を作ってくださるお店のかたに出店していいただき、
音と食の両方を楽しんでもらっています。
そして、オーガニックな食や暮らしのこと、フェアトレードのことなどを、
みなさんに知って、楽しんでもらうきっかけにしたいと思っています。

今日は、「自然と暮らす ぐりーん」さんに出店していただきました。
スコーンやマフィン、グラノーラ。すべてオーガニックです。
ぐりーんさんのお菓子は、ほんとにおいしい!

そして今夜の晩ごはんは、ピタパンとポタージュスープのプレート。
このおいしいスープ、有機栽培のとうもろこしをすり潰して作ってるんだって!
プレート自体は、ちょっとアフリカをイメージして考えてくださったそう。
ありがとうございました!



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龍ちゃんの楽器の数々。
ムビラ、イリンバ、チリンバ。
僕は、ピアノ、メロディカ、オルガンも使いました。



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《今日のセットリスト》

■第1部
  1, 即興〜Safari
  2, 森の妖精
  3, 待合室
  4, 森へ遠く
  5, 水滴のダンス

■第2部
  6, チャイ
  7, カリラーマーナー
  8, 星めぐりの歌
  9, ネマムササ
10, 星と森(仮)..... 新曲

(アンコール)
11, 子どものうた


..............


新曲は、作曲:重松、作詞:重松・コイケ共作です。
詩は、昨日の音楽祭のあと、佐世保までの鈍行列車に揺られながら作りました
(途中、2回乗り過ごす)。



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アンコールの「子どものうた」は、お客さんにも楽器を手渡して、
みんなで大セッション。

「とっても楽しかった。心が楽になりなした」と、あるお客様。


みなさん、ありがとうございました。
そして、舞ちゃん、クレム、龍ちゃん、ありがとう。

またお会いしましょう!



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平尾台自然音楽祭(福岡)のライブ・レポート(2)

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「第5回平尾台自然音楽祭」の第2日目。
1日目の昨日とはうってかわって、晴天に恵まれた、絶好のイベント日和。
お客さんもたくさんお越し下さいました。
それだけに、昨日の出演者のみんなには申し訳ない.....
(でも昨日は昨日は最高に楽しかったよね!)

今日も5組のアーティストにご出演いただきました。
屋内よりも、野外での演奏が似合うアーティスト、野外で聴きたい、演奏して欲しいアーティストたちです。


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トップバッターは、わたくし「重松壮一郎」。
今日は5組目でも出演するので、まずは最初に。
思う存分、弾かせていただきました。


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二組目は、「宮城愛」。

愛ちゃんは、徳島在住の高校生。
6月、僕が徳島県鳴門市のイベントに出演した時に出会ったシンガーです。
音楽というのは、アーティスト本人の性格・内面がそのままにじみ出てくる(はず)のものですが、彼女の音楽にも歌声にも、彼女の優しさがにじみ出ていて、それが心地よいのです。曲も、いまの彼女ならではだよね。
ありがとう!


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3組目は、もう一人の愛ちゃん(山口愛)が歌うバンド、「縫(nui)」。
昨年に引き続き2回目。今日はピンもしくは二人組が多い中で、こうして息の合ったアンサンブルを聴かせてくれる縫の存在は大きい。
今年も、とても気持ちいいサウンドでした。
ありがとう!


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続いて4組目は、「ヤマザキヤマト」。
ヤマトさんは初出場。以前、所沢のMOJOでご一緒したとき、その音楽やアーティスト性がとても気に入り、今回、声をかけさせていただきました。
今日も、見事なステージ。ぶれない。音もリズムも言葉も心も。
ありがとうございました!

そして最後は「コイケ龍一&重松壮一郎」と全員セッション。
残念ながら、写真がない!


ほんとに楽しいひとときでした。
最後のセッションは、録音にとっておけばよかったな。
客席ではどんな風に聴こえていたか分からないのですが、
ステージ上は不思議なグルーブが生まれていました。


2日間、みなさん本当にありがとうございました。
平尾台以外でも、またご一緒したいですね!

そして、平尾台のみなさん、スタッフの皆さん、
お越し下さったみなさん、ありがとうございました。
この山のてっぺんまで、2日間連続で来てくださったかたもいました。
ほんとうにありがとう。


またお会いしましょう!




平尾台自然音楽祭(福岡)のライブ・レポート(1)

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今日から秋の九州ツアー。
初日は僕の企画で、「第5回平尾台自然音楽祭」。今年で5年目です。

屋内よりも、野外での演奏が似合うアーティストに、
自然と調和する音楽を紡いでいただいています。

今年は2日間に渡って、10組のアーティストが出演。
一番心配なのはお天気。残念ながら今日は曇り空。ちょっと雨の心配もあるけれど、なんとか無事に野外音楽堂で開催をする運びとなりました。



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トップバッターは、「平魚泳」。
第1回から、毎回、トップバッターで出演してもらっています。

平尾台は山のてっぺんにある行楽地。
だから、朝の時点で天気が悪いとなると、一日を通じて、行楽客のみなさんは、ここまであまり足を運びません。

とても少ないお客さんながらも、
あたかも1万人を相手にしているようなパフォーマンスをしてくれた魚くん。
前日から平尾台に泊まり込み、バイオリズムも最高に持って来てくれてのステージ。
ほんとにありがとう!


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草原が最も似合う男「岡林立哉」と、初出場の「ななこが」。



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続いては、「藤川潤司&川原一紗」(上は、リハーサル風景)。

僕にとっては、古い付き合いの二人。
愛娘うたこちゃんも加わって、よりあたたかさが増した二人の音楽。
ありがとう!


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そして、「岡林立哉」。

今年も、舞台を下りて、草原をステージにして演奏。
生音にこだわる彼のその存在そのものが、聴く者に届く。
今日も、馬頭琴とホーミーが、平尾台の風を伝って、みんなのもとに届きました。
ありがとう!



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4組目は、「ななこが」。

佐賀在住の「なな」さんと「こが」さんの二人組。
ななさんの歌声、ほんとに素晴らしかった。
そして歌っている時の表情も。
民謡だけでなく、オリジナル曲もとてもよかった。
ありがとう!


101009_02.jpgトリは、わたくし「重松壮一郎」。

1曲目、「風のゆくえ」はソロで。
2曲目、「みずよとわに」は川原一紗とともに歌バージョンで、
3曲目、「水滴のダンス」は岡林さんの馬頭琴&ホーミーとともに、
おおくりしました。

ここで演奏するのは、ほんとに気持ちいい。



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そして、最後は、本日の出演者全員でのセッション。
リハなし、打ち合わせなしの、ぶっつけ本番、即興セッションですが、
それがまた楽しい。どうなるか分からない。僕らの人生と同じように。


イベントの後、いつもは別れを惜しみつつも、それぞれ散ってゆくことが多い
(それもまた旅の演奏家ならではの別れのかたち)のですが、
今日はバイバイするのがなんだか切なくて、みんなで打上げをしました。

小倉の街を、ぶらぶらするのが楽しかったな。
みんな、ほんとにありがとう。

また会いましょう!



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N's square(宮城)のライブ・レポート

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今日は山形から宮城に移動し、石巻市にある「N's square」でのソロ・コンサート。

5月に下見をさせていただいた時に驚き、感激した、この会場の作り。
木造、高い天井、2台のグランドピアノ(1909年製のスタインウェイとヤマハの木目)、
そして全席ソファーのリラックスシート。

すべてのピアニストがここで演奏したいと思うんじゃなかろうか?
というような理想の環境がそこにはあります。

そして演奏者自身が、「お客さんにこんな所で聴いてもらいたい」と思える場所なのです。


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今日は開演時間を夕暮れに合わせ、
前半はお客さんが沈む夕陽を眺めながら聴けるようにしました。
残念ながら曇っていて夕陽は見えなかったけども、徐々に徐々に夜になってゆく、素敵な時間になりました。


《セットリスト》

■第1部
1, 即興演奏(約20分間)
2, まだ名のない子守唄(1)
3, まだ名のない子守唄(2)
4, 風のゆくえ

■第2部
5, 粉雪
6, 水滴のダンス
7, みずよとわに
8, 祈り
9, 息をして

(アンコール)
10, あなたの魂はこの家に


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高音の一音一音の響きが本当に美しく、
僕はその響きを愛おしむように弾くことができました。

お客さんがリラックスしながら聴いてくださっているのが分かるのは、本当に嬉しい。
こんな会場を実現してくださっているN's squareの遠藤さんには、心から感謝です。
ありがとうございました!

それに今日は遠方から来てくださったかたも多くて。
お越しくださったみなさん、本当にありがとうございました。


宮城でのコンサートをいつも手伝ってくれる、
優秀な、まるでマネージャーのような井上くん、今回もありがとう。
次回もまた、「今までで一番良かった!」と言ってもらえるように、
これからも頑張るよ!


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響ホール(山形)のライブ・レポート

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昨日、山形入りしました。秋の東北ツアーです。
新幹線、特急を乗り継ぎ、最後はローカル列車がガタゴト音を立て、
夕暮れの日本海沿いを走ります。


今日は庄内にある「響ホール・大ホール」でのソロ・コンサート。
昨年に引き続き2度目です。

今年も地元の皆さんが「いのちの音」コンサート実行委員会を立ち上げてくださり、
企画運営、宣伝、準備すべて行ってくださいました。

50人以下の小さな会場で演奏するのがほとんどな、僕の地道な活動のなかで、年に数回、こうして大きなホールで演奏できることは、皆さんがくださるご褒美でもあり、挑戦でもあります。

音楽は一人一人に届くものであり、
お客さんが一人であれ、100人であれ、1000人であれ、変わりません。
でも、生音のみで後ろのほうの席のお客さんまで満足いくような音を届けること、
幅広い年代や好みのお客さんに満足いくような音を届けること、
それらは広いホールならではのこと。

特に、後者のことを考えるとキリがありません。
でも、僕には表現したいことがあり、伝えたいことがあり、
それを自分の音で紡いできました。

今日僕がすべきことは、きっと伝わると信じて、
一音一音に魂をこめて弾くことしかありません。


101002_re_01.jpg(リハーサル風景)


今日の第1部は、約45分間の完全即興(フリー・インプロビゼーション)にしました。

テーマは「庄内の秋」。
昨日、車窓からずっと眺めてきた風景。今日、この会場を取り囲む風景。

延々と続く田畑、
遠くにそびえる雄大な山々、
抜けるような青さの秋晴れの空、
美しい秋の虫の音、鳥たちの声、
頬をなでる爽やかな秋の風。


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ここはホールという閉じられた空間だけど、
目をつぶれば無限に広がる想像力の世界があるんだ。
お客さんに身も心も解放してもらいたい、
そして共鳴したい。

そういう想いで、45分間、弾き続けました。


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後半はオリジナル曲。
どの曲も、即興的にアレンジしながら演奏し、今日だけの音として紡ぐ。
自分の曲を再現してゆくのではなく、毎回、自分と曲の限界に挑戦してゆく姿勢で弾いてゆきました。


《セットリスト》

■第1部
1, 即興演奏(約45分間)

■第2部
2, 風のゆくえ
3, みずよとわに
4, 水滴のダンス
5, 息をして

(アンコール)
6, 空に還った雲


アンコールのとき、家族の話をしました。
皆に家族があり、僕にも家族があり、それは雲のように刻々と変化し、生まれては消えてゆく。皆さんの家族を思い浮かべながら聴いて欲しい---

弾いているとき、まだ幼い我が子が脳裏に浮かんび、涙があふれました。


そんな僕の新しい家族の存在、
僕に力をくれました。

そして、
実行委員会のみなさんと、
今日お越しくださったすべてのみなさんが、
僕に力をくれました。

たくさん拍手、本当に嬉しかった!
ありがとうございました!


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コンサート終了後、僕は、
やりたいことを全身全霊でやり切った充実感に満たされていました。

そして、皆さんの感想をお聴きし、
ああ、本当に良かった...と思えたのでした。

去年より良かった!!
今までで一番良かった!!
と、皆さんが口々におっしゃってくださいました。

この一年で、どれだけ成長できたか、自分では分からないだけに、こう言っていただけたことは本当に嬉しいし、また前進していく最高の励みになります。


そして、
自分はどんなイメージが広がったかを皆さんが話してくださり、
そんなふうに聴いてくださったことが本当に嬉しかった。


また、
広い空間のなかで、音に包まれるような感覚であった、
最後尾でもそう感じた、
スピーカーがついてるかと思うくらいの音だったと、
おっしゃっていただきました。

今日は響きに対してより意識的に演奏できたし、
その可能性を広げようと思いながら弾きましたし、
調律してくださった柴田さんが、
音がふぁーと広がる感じをイメージして調律してくださった、おかげでもあります。
柴田さんはいつも調律の後にお金を払ってまでコンサートを聴いてくださり、僕の曲・演奏方法を考えて調律してくださるのです。
本当にありがとうございました。


打ち上げは、実行委員会のみなさんとともに、
楽しい時間、嬉しい時間を過ごしました。

次はどんな会場がいいか、今度は野外はどうか、それならこんな場所がある、ピアノはある、ない...などなど、皆さんが口々に言ってくださるのは、僕にとってどれだけ幸せなことか。

これまでの準備は、大変なことの連続で、ご苦労をかけっぱなしです。
皆さんのおかげで今の僕があり、また未来へと歩いてゆけます。

この場を借りて、
花うさぎの千鶴さん、門脇さん、つるおかユースの良磨さんを始め、
実行委員会の皆さんに御礼申し上げます。

本当に本当に、
ありがとうございました!


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