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アジロヤキの怪
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新潟名物のようです |
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先日、隣に引っ越してきた女の子が、挨拶にやってきた。この殺伐とした東京で、挨拶をちゃんとしてくること自体が、奇跡なのだけど、その彼女がくれた手土産が、「網代焼(あじろやき)」。
箱を開けると、ちいさなお魚をかたどった、かわいいおかきが、ざぁーーっと出てきた。ほんとうに、すごくかわいい。味もすごくおいしい。醤油味で、とても後を引くおいしさ。
そんな素晴らしいアジロヤキなのに、箱の裏に、ちょっとびっくりする説明書きがあった:
『日本海の荒磯にとれる小魚を、素朴に型どった、この「あじろやき」は、越後米と活きのよい海老の粉末に、砂糖、塩を混ぜ合わせ、蒸し、練り、魚型に打ち抜いたものをふっくらと焼き上げ、醤油、化学調味料でつや良く仕上げたものです。』


ほんとうにかわいい |
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なに? 「化学調味料でつや良く仕上げたものです」って、なんで「化学調味料」というマイナス・ポイントをわざわざアピールするわけ??
うーーん、どんな化学調味料なのか分からないけど、おそらく製造元は、化学調味料に対する知識がなく、使うことになんの罪悪感もない。きっと、化学調味料が発明される以前は、使用されていなかっただろう。できたら、伝統的な製法を守って、化学調味料は使わないで欲しいな。 |
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