今年、長崎県は国民文化祭(国文祭)の開催県。
「ながさきピース文化祭2025」というの愛称で、
県内各地で180ものイベントが企画されています。
僕も3つのイベントを企画し、
他にも2つにイベントに出演します。
今日、宮中学校で開催した「花とピアノのコンサート」もそのひとつ。
昨年末から企画案を練ってきました。
僕と、ヒームストラ舞(フラワーアーティスト)が、
子どもたちと一緒に、コンサートをつくり上げます。
宮中学校の平和人権学習の一つとして取り組んでいただき、
数ヶ月前から顔合わせをして、少しずつ一緒に進めてきました。
今日は午前中からワークショップを行い、
子どもたちが個々の作品を制作。
そして午後のコンサートで、
個々の作品を組み合わせて、みんなの作品として大きなオブジェに組み上げていきました。
ワークショップは、おしゃべりしながら和気あいあいと行いましたが、
コンサートはあくまでコンサート。
「ピアノが静寂の中に響くようにしたい」と子どもたちに伝え、
おしゃべりは無しで、誰にも相談せず、ただ自分と向き合い、
そして周りと協力しながら、作り上げました。
出演するからには、お客さまから見たら、一人ひとりが出演者、パフォーマー。
お客さまに見守られる中、みんなで素晴らしい作品をつくることができました。
僕は大人として、アーティストとして、
子どもたちに伝えたい想いを、言葉と音楽を通して、伝えました。
僕がプロのミュージシャンになりたいと最初に思ったのが、
みんなと同じ、中学生の頃でした。
それから、紆余曲折あったけど、
諦めなかったからプロになれたし、
諦めなかったから今日という日があり、
皆さんにも出会え、一緒の時間を共有できました。
皆さんがこれから出会うであろう「やりたいこと」を
いつか成し遂げられることを、心から祈っています。
諦めなければ、
形が変わったり、少し予想とは違う道になるかもしれないけど、
きっと成し遂げられる。
僕はそう信じています。
宮中の生徒の皆さん、先生方、
お越しくださった皆さん、そしてヒームストラ舞ちゃん、
ありがとうございました!