横浜の実家から再び愛知へ。
今日は、名古屋のなつかし茶屋 沙冨蘭(さふらん)でのライブでした。
1ヶ月前に急遽、決定したライブですが、
主催してくださった大平さんがたくさんのご友人に声をかけてくださり、
またお店の常連さんや、僕のお客さんも足を運んでくださいました。
平日の夜の寒い中、皆さん、ありがとうございました。
20年続く喫茶店で、なつかし茶屋というだけあって、
どこか懐かしい、レトロであたたかな雰囲気のお店。
ピアノもかなり古く、昨日まで弾いていた、実家のピアノとよく似た、
たくさん弾き込まれた、アンティークな音色でした。
「FUKUYAMA & SONS」と銘記されていましたが、
調べてみると、今はもう存在しない「フクヤマピアノ」社製でした。
1900年(明治33年)に創業された、日本のピアノメーカーの草分け的存在だそうです。
このお店のピアノもおそらく、昭和30年代のピアノなのではないでしょうか。

ピアニストは楽器を持ち歩けない、稀有な存在です。
ピアニスト以外のほとんどの楽器演奏家は、
日頃から一番弾き慣れた、大切なmy楽器で舞台に立つのが当たり前。
僕らはそれができないけど、毎回毎回、新しい出会いがあります。
今日も、とにかく、この古いピアノの良さを引き出すことに集中して、
音を紡いでいきました。
おばあちゃんなピアノだけど、最後まで頑張ってくれました。
主催してくださった大平さん、沙冨蘭さん、
皆さん、ありがとうございました!
さて、この後は、島根ツアー!
