朗読と音楽を通じて、平和への想いを広げる
ピアニスト重松壮一郎 & フリーアナウンサー斉藤絹子の共演
被爆80年という重要な節目を迎える今年の8月9日、アナウンサーの斉藤絹子とピアニストの重松壮一郎が、原爆の忘れえぬ記憶と平和への祈りを、言葉と音で表現する夜をお届けします。
世界では戦禍が絶えず、分断が進んでいます。あらゆる違いや争いを越えて、私たちが寄り添い、支え合って生きる、希望の道を描くコンサートです。朗読と音楽という文化芸術を通じ、記憶を共有する場を創出し、平和への想いを広げていきます。ぜひお気軽にご参加ください。
これまでの取り組み
アナウンサーの斉藤絹子とピアニストの重松壮一郎は、10年以上に渡って、原爆文学の朗読と即興ピアノ演奏を融合させた独自の表現活動を展開し、長崎市内のコンサートやNBCラジオで多くの反響を呼んできました。2023年の長崎原爆の日にNBCラジオで放送された「平和の日ラジオ」では、被爆者の谷口稜曄氏の半生を描いた館林愛著「生きているかぎり語り続ける」をピアノの演奏とともに朗読し、番組は日本放送連盟賞九州沖縄地区教養番組部門で入賞しました。さらに、「平和の日ラジオ」での朗読とピアノ演奏を再構成したラジオ番組「語り継ぐ夏〜すみてる少年の8月9日〜」は、「放送ライブラリー」に保存・公開されるなど、平和のメッセージを広めることに取り組んできました。
ながさきピース文化祭のプレ企画として
10月18日(土)19日(日)に、シビックホールにて「原爆文学朗読ワークショップ & コンサート」を開催します。これは、ながさきピース文化祭のプロジェクトとして、これまで二人で完結していた表現を超え、一般の方々と共に平和の語り部としての輪を広げることを目指した取り組みです。8月9日はそのプレ企画として、原爆文学の朗読コラボレーションをお届けします。
会場
長崎シビックホール
長崎県長崎市常盤町1-1 メットライフ生命ビル
tel: 095-822-8161
*長崎電気軌道「メディカルセンター」電停より徒歩約1分
*駐車場はありません
ご予約・お問い合わせ
みずのえ
tel: 090-6518-6963
mail: soso@livingthings.org
プロフィール
横浜市出身、早稲田大学卒。クラシック、ロック、ジャズなどを経て、即興演奏とオリジナル曲を主体とした独自のスタイルを確立。年間約150回に及ぶライブを国内外で精力的に行う。アメリカ、オーストラリア、タイ、ヨーロッパなど、世界各地での公演実績を持つ。「生きとし生けるものすべてに向けた音」をテーマに創り上げるオリジナリティあふれる楽曲と、人と自然をつなげるようなオーガニックな音色は、ジャンルや世代、国境を越え、人々を魅了し続けている。音楽を通じた平和活動にも積極的に取り組み、被爆ピアノの演奏や平和コンサートの企画、被爆者とのコラボレーション、原爆をテーマにした楽曲制作などを展開。子どもの歌の作曲や映像作品、CMへの楽曲提供など、多方面でその才能を発揮している。これまでに、多くの作品をリリース。アルバム「beyond」「tsumugi」、シングル「あなたと」はiTunesやAmazonなどで好評配信中。2023年、10年ぶりのソロ・アルバム「beyond」をリリース。コロナ禍以降は、重松壮一郎 YouTubeチャンネルでのライブ配信やPodcast「Soso’s Radio」の配信、子どもたちとの楽団活動、音楽劇「共生する音楽」の企画制作など、新たなクリエイティブな挑戦を続けている。
斉藤絹子(フリーアナウンサー)
福岡市出身。長崎在住。津田塾大学学芸学部国際関係学科卒。元RKB毎日放送アナウンサー。現在は、テレビ・ラジオの番組出演の他、朗読・ナレーション・司会などを務めるフリーアナウンサー。全国のJNN・JRN系列各局のアナウンサーのコンクールであるアノンシスト賞を過去3回受賞。そのうち2回は、朗読で全国第2位の成績を収める。現在、NBCラジオ「早版あさかラ」水曜日(午前7:00~8:40生放送)を担当。