日々のレポート

ライブ風景

文化マンス2020(長崎)のライブ・レポート(1)

昨年に引き続き、2年目となる「させぼ文化マンス」への出演、
無事に終えることができました。
お越しくださった皆さん、ありがとうございました!

今年は大ホールのステージに立つということで、
これまで経験したどの場所よりも大舞台でした。
2歳から中学1年生まで、16名の子どもたち。
みんな緊張したと思うけど、堂々と歌い、演奏しました。
ライトをたくさん浴びて、輝いていました。

 

ライブ風景

衣装作り、楽器作り、そして歌作りと、実際の演奏まで、
子どもたちが主役になって、大人はサポートに徹する。
僕も上の立場から教える感じではなく、一緒に作る姿勢で関わってきました。

昨年の取り組みで誕生した「ここから させぼから」。
今年の6月にはレコーディングにも挑戦し、CDもリリース。
より自信を胸に、力強く歌うことができるようになりました。

何より感慨深かったのは、一人ひとりの成長でした。
昨年はよくわからないまま、ステージで音を鳴らしていた小さな子も、
今年は歌も歌えたり、ソロが担当できたり、鍵盤ハーモニカも担当できたり、MCができたり。
上の子は下の子の面倒をよく見てくれて、子ども同士で教え合うこともできました。

 

ライブ風景

僕がこのプロジェクトに関わっていて、最も難しいと感じる点なのですが、

歌も、パフォーマンスも、演奏も、
いくらでも厳しくして、完成度を高めていくことはできます。
でも、できるだけ厳しくしたくないし、上から指導する方法は取りたくないと思っています。
キメッキメのダンスをしたい訳でもないし、専門の合唱団のように歌わせたい訳でもない。
「音楽って楽しい」と感じるように、遊びの延長線上にあるようにしたいと思っています。
不揃いでも全然いいから、自然体のままで、のびのび表現できる楽団がいいなと思っています。

 

ライブ風景

そして、答を大人が教えるのではなく、「やってみて自分でどう感じた?」とできるだけ聞いて、答えを子どもたちが導き出せるようにしたいと思っています。
ステージに立ちたくなかったら、立たなくてもいい。でも「ぼくもみんなといっしょにでたい」って小さな子も言ってくれるので、「じゃあ出るからにはちゃんとやろう」と言っています。

みんな学校も、習い事も、宿題もあって、いつも遊びの時間が少なくて。
そんな中で、さらに負荷をかけるような存在のプロジェクトにしたくない。
ただ少し、いつもよりがんばった成果が、こうして次のステップにつながっていくのだから、
楽しみながら、新しいことに挑戦していきたいなと思います。

今年、みんなの成長を感じられて、本当にうれしかったです。

 

関わってくださった皆さん、
特にいつもいつもサポートしてくれた保護者の皆さん、
本当にありがとうございました。
そして、がんばった子どもたち、本当にありがとう!

 

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