日々のレポート

ライブ風景

はさみ子ども劇場(長崎)のライブ・レポート

今日は、はさみ子ども劇場でのコンサートでした。
ご参加くださった皆さん、ありがとうございました!

僕は子ども劇場(子どもたちに舞台芸術を届ける全国組織)には「ガラクタに咲いた花〜廃品打楽器とピアノのコンサート」というコンサート作品を登録しており、各地で公演しています。そしてそれ以外にもソロ・コンサートもご依頼をいただいおり、大人向けや、子ども向けの公演を行っています。

 

今回は「森のピアニスト 重松壮一郎 こどもとおとなのためのコンサート」という、子どもと大人が一緒に楽しめるコンサートでした。

まずは、昼の13時に集まり、2時間ほどのワークショップ。「きらきらぼし即興変奏曲をつくろう」と「絵本の朗読に即興で音楽をつけよう」の2本立てでした。参加したのは年長さんから大人まで20名ほど。
 
おそらくほとんどの方が即興演奏は初体験。最初のうちはちょっと恥ずかしかったと思うのですが、後半になるに従って、休憩時間でもピーピープープー、みんな音を出していて、自由に音を出す楽しさが伝わったんだなぁと思うと、嬉しくて。

今回はゲストで、熊本からコンントラバス奏者の松本洋一さんにお越しいただきました。松本さんもワークショップからお手伝いくださり、みんなが喜びそうな楽器を持ってきてくださったり、一緒に盛り上げてくださいました。
娘つむぎさんも、即興演奏は慣れたものなので、僕と松本さんが作る土台に、率先してメロディを添えてくれました。

 

17時からは本番。プログラムは3部構成で、

(1)僕と松本さんDUOのセッション「SPUR」「水滴のダンス」
(2)絵本「ブレーメンの音楽隊」の朗読にみんなで即興で音楽をつける
(3)「きらきらぼし即興変奏曲」。最後は会場全員で即興セッション

でした。

(1)の僕と松本さんのセッションの際には、「楽器の近くに来ていいよ〜」ということで、みんなピアノとコントラバスの近くで食い入るように見て、聴いて、ピアノの下にもぐって、楽しんでくれました。

みんなが即興演奏にトライした、(2)も(3)も、とてもうまくいき、素敵な音楽が生まれました。コンサートが最後に行くに従って、みんながより自由に音を出してくれることに、僕は感動しながらピアノを弾いていました。

 

僕が伝えたいのは、「あなたにはあなたの音があり、それを自由に鳴らしていんだよ」ってこと。楽譜を渡されて合奏したり、言われた通りのフレーズを弾くのと違って、何を演奏するかは、一人一人に任せています。そこに上手い下手はありません。この社会のように、みんなに自由があり、混沌としているけど、調和を求める気持ちが、美しさを創り出す。そうなればいいなと思っています。
そういった試み、ワークショップ、コンサートは全国でご依頼を受けてやっておりますので、お気軽にお声をおかけくださいね。

ご参加くださった皆さん、はさみ子ども劇場さん、コントラバス松本さん、ありがとうございました!

-> 重松壮一郎の子ども向けコンサートについて

 

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