日々のレポート

制作ノート

アルバム『息をして』制作ノート(3)

『息をして』は20年の中で変わり続けてきた

 



前回の制作ノートでは、
『息をして』という曲の原点について書きました。

もともとはロックバンドのために書いた曲でしたが、
その後ピアノ曲として生まれ変わり、
1stアルバム『いのちの音』に収録されました。

 

では、その曲は20年間ずっと同じだったのか。
実はそうではありません。

『息をして』は、
演奏するたびに少しずつ変わり続けてきました。

 

僕はこの20年、全国各地を旅しながら、
本当にたくさんの場所でこの曲を演奏してきました。

ホールやライブハウスだけでなく、
お寺や古民家、
森や海辺、
学校や病院、
平和を願う集いの場でも弾いてきました。

その土地ごとの空気があり、
出会う人たちがいて、
その時々の自分自身の心の状態もありました。

だから同じ曲でも、
まったく同じ演奏になったことは一度もありません。

 

徳島野外コンサート

 

若い頃は、
もっと自分自身の想いを表現しようとしていた気がします。
「伝えたい!」という気持ちがまず一番にあったかもしれません。

けれど演奏を重ねるうちに、
少しずつ変わっていきました。

 

人と自然とのつながり。
命のつながり。
生かされていることへの感謝。

それらを感じる時間が増えにつれ、
「伝える」というより、「共有する」という感覚になりました。

そして気がつくと、
『息をして』は
「自分の曲」である以上に、

演奏する人と聴く人が一緒に呼吸をするような曲へと
育っていました。

 

今回録音したいのは、
20年前の『息をして』ではありません。

全国を旅し、
たくさんの人と出会い、
たくさんの時間を重ねた先に生まれた、
今の『息をして』です。

だから今回の録音は、
昔の作品の録り直しではなく、

20年かけて育ってきた一つの音楽を、
今の形で残す挑戦なのだと思っています。

 

次回は、
このアルバムのタイトルにもなった
「息をして」という言葉について、
もう少し書いてみようと思います。

 

クラウドファンディングに挑戦します!

新アルバム『息をして』の制作に向けてクラファンを始めます。
プロジェクトページをご覧ください。

20年の時を経て、
新たな『息をして』を形にする挑戦です。

6月26日の本公開に向けて、
まずは「お気に入り登録」で
応援していただけたら嬉しいです。

-> 新アルバム『息をして』制作プロジェクト

 

おすすめレポート
演奏風景
佐世保バーガーミュージアム(長崎)のライブ・レポート
今日は佐世保バーガーミュージアム(長崎)での 野外ピアノコンサートでした。 最高のライブになりまし...
演奏風景
共生する音楽 II @ はあもにい(熊本)のライブ・レポート
今日は、「共生する音楽 II 〜 ピアノと語りのストーリー・コンサート」でした。 ご参加くださった皆さ...
Anne & Soso
オランダ・ツアー2019(4)
オランダ・ツアー2019、第8日目。 今日は今回のツアー3公演目。 AmersfoortのStudio-FCGにて、オランダ...
演奏風景(ベルギー)
オランダ&ベルギー・ツアー2018(3)
オランダ&ベルギー・ツアー2018、第3日目。 ベルギー2日目です。 今日はこの日はベルギーの街Ghent...
カテゴリー
キーワード
年ごと