日々のレポート

コンサートヘボウにて

オランダ・ツアー2020冬(5)

冬のオランダツアー初日から4日連続ライブを終え、今日はOFF。
今日はオランダ最高峰のホール、Het Concertgebouwへ。
 
初めて聴いたマーラー第9番、最高でした。
空間も演奏も素晴らしく、筆舌に尽くしがたい体験でした。
 
フレーズが浮かんでは消えてゆき、多層的・多調的に楽曲を織りなしてゆく。それはこの世界を表しているようでした。
それぞれの楽器の音が美しくスーッと伸びて響くこのホールは、この楽曲のつくりや響きにぴったりでした。
 
チョン・ミョンフン氏の指揮も素晴らしく、静寂さにおける瞑想的な雰囲気は、東洋人ならではなのかなとも感じました。最終楽章、最終小節の最終音が長く穏やかに静かに消えゆき、指揮棒が降りて拍手が鳴り響くまでの、長い長い静寂…。
 
建築も素晴らしく、それだけでも贅沢な気分。コンサート前後のドリンクがフリーなので、開演前にコーヒーで一息つき、終演後はワイン片手に感想を言い合って余韻に浸れるという、すべてに豊かさを感じられました。
 
誘ってくれた親友とはそのあと何時間も話し、興奮冷めやらぬまま、ずっとずっと余韻に浸りました。
誘ってくれて本当にありがとう。また必ず来よう!
 
 
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