日々のレポート

2010年5月アーカイブ:


モモの家(大阪)のライブ・レポート

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1年ぶりに来た、モモ。
いつもと変わらぬたたずまいです。

今日は、大阪府吹田市の「モモの家」でのライブ。
吹田は祖父母の家があった場所なので、子どもときからずっと来続けている場所。
まさか、大人になってピアニストになった僕が、吹田に来ることになるとは思ってもみなかったよ。だから、なんだか嬉しい。特別な場所です。


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お庭には、たくさんの花が咲いていました。
今日はお天気がいいから、緑もとっても美しく輝き、
すべてに祝福されているような日でした。大げさかもしれないけど。


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すっかりおばあちゃんなドンちゃん。
いろんなお客さんが来て、少し落ち着かない様子。
でも、ずっとここにいるんだもの、ちゃんとみんなを迎えてくれてました。

そして、ライブの後半のあいだじゅう、
ずっとピアノそばに寄り添って、静かに寝ていました。


ひだまりの中で、
穏やかに、穏やかに、
時間の流れた、コンサートでした。

みんな、ありがとう。


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2年半ぶりのSewing Table

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何も変わらないたたずまい。
きらきら輝く木漏れ日も、ふさふさの草原も、
きしむ廊下の音も、園長先生の温かさも、
あの人がコーヒーを作る姿も、ふわふわのロールケーキも。

いるよ いるよ展」以来、2年半ぶりにSewing Table / Sewing Galleryに行ってきました。ほんとは毎日来たい場所。でも、僕が自由な日が定休日なことも多くて、2年半も経ってしまった。

それでもここは、同じように迎えてくれた。


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ぴかぴかした新しいものは、何一つない。
でも使い古された手触りのいいものが、たくさんある。


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玉井さん、
彼女の入れるコーヒー、ふわふわのロールケーキ、
ちょっとした心遣いが、さりげなく美しい。
美しい人。

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「いるよ いるよ」のときは、ここで毎日ピアノを弾いたのです。
またライブやりたいんです、って話しました。
ひょっとしたら、11月あたまに実現するかもです。


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そうか、
僕はここに、想い出を作りに来ているんだ。
いや、来たらそれが想い出になるのかな?

今日のほんの2時間ぐらいの時間は、
ずっと心に残る、美しい想い出になりました。


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88stage(香川)のライブ・レポート




今日も、馬頭琴・ホーミー奏者の岡林さんとのジョイント・ライブ。
会場は、香川県丸亀市の「88stage」です。
ここは、広々とした開放感が気持ちよいうえに、お客さんはさまざまな椅子でゆっくりくつろいでライブが楽しめる会場です。なかにはソファーもあって、これは特等席。


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ピアノは古い古いベーゼンドルファー。
新しいピアノにはない、かわいらしくて瑞々しい音がします。

岡林さんは一昨日から、娘の見原ちゃんとうちに来ていましたが、今日は奥さんと息子ちゃんも合流。このあとは一家で、高知旅行をするそうです。


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今日も最初は、岡林さんのソロ・ステージから。
この会場は、岡林さんの音に合っている気がする。
馬頭琴もホーミーも、いい響きだ。

お客さんも、リピーターのかたが多くて、
「毎年、二人のセッションを楽しみにしています」
と言ってくださったかたが何人もいた。
僕らにとって、何よりも嬉しいことです。


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続いて、僕のソロ・ステージ。
僕も、とても気持ちよく弾かせていただく。
今日は雨なんだけど、それが空気に潤いを持たせてくれて、
ここの雰囲気や僕らの心にも潤いを持たせてくれる。
始めはそんな気持ちの即興演奏になりました。

「水滴のダンス」は、今日も岡林さんに入ってもらいました。
そしてソロの「息をして」。精いっぱい弾きました。


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セッションステージも、とても気持ちよいものでした。

途中、僕がコーラスで参加する曲があります。
ピアノだけでなく、声も重ねると、
またなんだか熱いものを感じるのです。


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まだ出会ってからまだ数年だけど、お互いの変化〜家族が増えたり、活動場所が広がったり、曲が変わったり〜が、少しずつ音の重なりに彩りを与えていってくれることが、とても楽しみです。

お越し下さったみなさん、ありがとう!
またぜひいらしてくださいね。


最後にお客さんと一緒に撮った写真を(岡林さんの奥様ではありません...!)
岡林ファミリー、ありがとう!


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スタジオピクニック(徳島)のライブ・レポート




今日と明日は、馬頭琴・ホーミー奏者の岡林立哉さんとの共演ライブです。
昨日から、岡林さんは娘さんの見原ちゃん(2歳)とうちに泊まりきています。
小さな娘さんとの二人旅。とてもかわいいです。


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今日はとても天気がよく、おだやかないい日になりました。
主催してくれた「かまどゴーゴー」の青木くんのカフェや、手作りの洋服屋さん、はんこ屋さん、お惣菜屋さんなどたくさん出店して、楽しい雰囲気。


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まずは、岡林さんのソロ・ステージ。
僕自身も久しぶりに聴く、岡林さんの素晴らしい馬頭琴とホーミー。
それもさることながら、トークも上手だなぁといつも思う。
お客さんは、音だけでなく、その魅力的な人間性に触れに来るのだ。


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続いて僕のソロ・ステージ。
僕は僕で、僕の音を紡ぐ。
今日のおだやかな日を即興で音に紡ぐ。

そして「風のゆくえ」。
続いて「水滴のダンス」では、岡林さんに入ってもらいました。
中間部分はフリーになるんだけど、とてもいい感じだった!

その後、ソロの「息をして」を経て、
二人のセッション・ステージへ。
最後のアンコールまで、とても楽しく弾けました。
こうして、何ヶ月かごとに音を重ねることができるのを、
とても嬉しく感じました。


ここスタジオ・ピクニックでのコンサートは、
いつもはオーナーの甲斐尚美さんが主催してくださってたのが、
今回は若手にバトンタッチして、青木くんの主催となりました。
僕も少し手伝いながら、どうなるか少し心配して迎えた当日だったけど、
お客さんにたくさんお越しいただき、いい時間を過ごしていただけ、
ほんとうによかった。

みなさん、有難うございました。
またぜひお越し下さいね!


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muji(東京)のライブ・レポート

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今日は青梅の薪釜パン屋さん「麦」(と書いて「むじ」と読む)で、コイケ龍一くんとライブ。お天気はとってもよくて、パン屋のお庭もまわりを囲む森も、とても美しい。

龍ちゃんとも話してたんだけれど、
ほんとに、ここは僕らにぴったりの場所だ。

僕らの紡ぎだす音が、この自然に吸い込まれてゆく。
僕らとお客さんは、その時間の流れ、空間を、心地よく共有できる。


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龍ちゃん自身も、ここで演奏している時が、
一番、自然体で、ゆったりと演奏している。
遊び心も、自然に生まれてくる。

またやろうね。


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MOJO(埼玉)のライブ・レポート

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今日は、所沢の音楽喫茶MOJOでライブでした。
共演は、ビッキー&ヤマザキヤマト。そしてコイケ龍一。

学ぶことがたくさんありましたー

カメラマンがいないので、僕は写っていません。
かわりに共演者のみなさんの姿を。


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乃木坂コレド(東京)のライブ・レポート

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立て続けだったライブも、今日のライブで一段落。
乃木坂にある「コレド」というお店で、初演奏。

お店のすぐ目の前は、乃木神社。
開演までの間、散策しました。


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幸運なことに、ちょうど結婚式が行われていました。
森に響く雅楽の調べ、舞、新郎新婦、対面する両家の人々。
その幸せの空間に、居合わせることができて、とても嬉しかった。


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今日は僕のソロ・ライブですが、後半ではゲストを迎えました。
まだ大学を卒業したばかり、新進気鋭のバイオリニスト粟津惇さん。
「即興演奏をするのは初めて」という彼と、完全即興20分間。

一緒の海を泳げたね。
泳げる技術があるなら、プールだけで泳いでいるのは、ちょっともったいない。
海で泳ぐのは楽しいし、とても自由だし、新しい世界が拓ける。
今日も、新しい世界が拓けました。

ソロで「息をして」のあと、
アンコールでは、sax奏者のオサ・エイコウさんも迎え、粟津さんと3人でまた即興セッション。
初顔合わせならではの、面白いセッションになったね。よかったよかった。

人も違えば、生き方も違う。
だけど、一緒に音を鳴らす時、
その違いの面白さもさることながら、
寄り添うとするその心が、僕を嬉しくさせるのです。


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森のテラス(東京)のライブ・レポート

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東北ツアーを終えて、すぐさま関東ツアー。
今日は、森のテラスでのソロ・コンサート。
とても気持ちよく晴れてくれました。良かった〜


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ここでは、もう30回くらいライブしてるけど、
ライブ版「music for all living things」としてスタートしてからは、20回目。
毎回、前半は約40分間の即興演奏。後半はオリジナル曲という構成。

季節ごとにまったく違う顔を見せてくれる森のテラス。
この時期は、新緑が広がり、とても気持ちいい季節。
寒くもなく、暑くもなく、蚊もまだほとんど出ておらず、
一年で一番快適に聴いていただける季節です。


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冬は葉が少ないから、日差しがたくさん射し込み暖か。
この時期は、夏よりは少し明るめの森で、
太陽の動きに合わせて、木漏れ日の角度が変わり、
テラスに映る葉っぱの陰が美しい。

そして何よりも、鳥がたくさん歌ってくれる季節です。


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ドリンクは、毎回お願いしている直美ちゃん。
今日は2種類のドリンク。

福木茶にレモンバームの葉とオレンジ。
レモネードにミントとレモン。
どちらも今日にぴったりの爽やかな飲み物。


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そして、「FEVE」のサイエリさんの韓国のお菓子。
秋田で用意してもらった彼女のお菓子が、僕にはすごくヒットで、
今日も出店してもらいました。
韓国の伝統菓子に、彼女なりのアイディアが加えてある独自のお菓子。
お客さんも、とても喜んでくださいました。


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演奏も、とても気持ちよく弾けました。
焦らずゆっくりと、森の気配と、お客さんの存在を感じながら、
それと調和するように、紡いでゆきました。


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びっくりするくらい鳥も歌ってくれたね。
ありがとう。

お越しいただきましたお客様、ほんとうに有難うございました。
またぜひお越し下さい!お待ちしております。


次回は、6月27日(日)に開催します。 -> 詳細はこちら


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花うさぎ(山形)のライブ・レポート

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今日の昼間は、「つるおかユースホステル」でのライブ。
そして夜は、同じ鶴岡市内にある、「花うさぎ」でのライブ。

実は、夜のほうはシークレットライブでした
(....来たかった〜というかた、ごめんなさい!)。
花うさぎさんが主催する「秘密の演奏会」の第43回目として、開催していただきました。

小さな空間の、小さなコンサート。
椅子も小さい。ピアノもアップライト。
でもお客さんはたくさんで、ちょっと息苦しくなってしまったのが、申し訳ない。

ゲストで、口琴の北山さんと即興セッション。
初めましてで、リハ無し、本番で初めて音を重ねる。

あ、リハしなくて良かった。
これは、本番で初めて重ねたい音だ。

とても単純な楽器である口琴と、約20分間のセッションがうまく行ったのは、
彼の表現力の豊かさと、いいセッションにしたいと思ってくれたその気持ち。
打上げで、「今までやったセッションの1、2位を争うくらい面白かった」と彼が言ってくれて、嬉しかった。


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つるおかユース(山形)のライブ・レポート

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一夜明けて、今日は山形県鶴岡市の「つるおかユースホステル」でのソロ・コンサート。壁一面のガラス窓の向こうに、木々が広がる、僕の大好きな会場です。

今年は春が遅くて、例年よりも新緑は少ないけど、でも小さな息吹がたくさん。
そそぐ光も、春の日差しです。


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前半は、ちょっと寒いけど、窓を開けて、風を入れながら、弾き始める。
最初の即興は、この空間からしか生まれない、春の自然の音。
そして、「風のゆくえ」は、まさに春風に乗ってゆく。

後半も、完全即興で、春の訪れを紡ぐ。
冬の風から、春の風へ。
春がやってきた喜びを、音で表現する。

最後の「息をして」のときに、
雲がどんどん晴れて、陽の光がガラス一面に広がった。
僕は、光に包まれた。


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秋田から山形へ

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昨日の秋田でのライブを終え、今日は山形に移動。

秋田内陸線で鷹ノ巣、そして秋田駅から酒田をまわって、鶴岡へ。
途中、日本海に出た。


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遠くの山には雪。
田んぼにはもう水が張ってあり、田植えの準備。
あの山は、鳥海山だろうか。

それぞれの場所でゆっくりできないのが残念だけど、とても充実した旅だ。


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夕暮れ時に、明日の演奏会場「つるおかユースホステル」に到着。
ここで演奏するのは、何回目だろう。5回以上はしている。
何度来ても、ほんとうに素晴らしい場所。

自然に囲まれながら演奏するのは、僕にとって最高の環境。
都会の密室でも、自然を感じられるような演奏をしたいと思う。
だけど、本物の自然にはかなわないんだ。

自然が、お帰りって言ってくれた。
今日も日が暮れてゆく。








あきた森のテラス(秋田)のライブ・レポート

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遅かった春もやっと訪れて、桜もだいぶ咲いた5月の秋田。
今日は、気持ちよいコンサート日和です。

コンサートは、森のテラス内にある「くら」で開催。
壁の片面は、すべて開閉型。向こうには緑が広がります。
ピアノの向こう側も開放すると、春の風が通り抜けてゆきます。


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今日は、友人のサイエリさんに、出店してもらいました。
彼女は、「FEVE(フィーブ)」という名前で、お菓子を作ったりしています。
今日は、韓国の宮廷菓子を手作りしてくれました。


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これがですね、とってもおいしくて。
食べたことないよ、このお菓子は!


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彼女自身も、韓国では見かけたことはあるけど、
日本では見たことがないって。
うーーん、みんなに薦めたくなる味です。


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これは、韓国風の甘いおこわ。
これも美味しい.....

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コンサートは、ひょっとしたらお客さんが全然来ないのでは....と心配もしていたけれど、思っていたよりも大勢の方が来てくださいました。よかった!


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今日の「風のゆくえ」は、これまでで最高の出来だった気がする。

僕は、この曲を弾く時、「風になりたい」と思いながら弾くんだけど、
今日は、まさにそんな感じだった。

春の風が、僕とピアノを、通り抜けてゆく。


僕はいなくなった。
僕は風になった。


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大阪から秋田へ

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今日は移動日。
大阪から秋田まで、新幹線を2本乗り継いでの大移動。
新大阪〜東京〜角館から内陸線で、米内沢へ。

ちょうど夕去りの時刻に、目的地の「あきた森のテラス」に到着。


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ここは、僕がいつも演奏している東京の「森のテラス」のオーナー山田茂雄(造園家)さんが作った施設。開放型プライベートガーデンという位置づけで、ふらっと立ち寄って散策したり、のんびりしたり、季節ごとのイベントで楽しんだりできます。

今年は春の訪れが遅いこともあり、緑はまだゆっくりスタート。
それでもこんなに美しい水芭蕉が、たくさん咲いていました。
薄暗くなった森の中で、青白く輝くその姿は、ほんとうに美しく、かわいらしい。


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僕は2007年のプレ・オープン、2008年の本オープンでもコンサートを企画していただきました。最後に来たのは、1年半に企画したソロ・コンサート。
どの季節に来ても、その時々の美しさがある。


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ここはもともとは池があったらしい。
その後、畑になり、畑にもならなくなり、荒廃してしまったのを、山田さんが里山として再生した。荒廃地は再び池に戻った。

人と自然が共生する里山という空間の大切さ。
農薬、除草剤、動物よけの薬、そういうものを使ったら、もう自然との共生とは言えないだろう。人間による支配になってしまう。
山田さんはデッキの防腐剤さえも使わず、この里山空間を再生しようとしている。
デッキはいつか朽ち果て、土へと還ることができる。


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さて、明日はここでコンサート!
お客さん、いっぱい来ますように。


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