日々のレポート

2011年4月アーカイブ:


ギャラリーカフェタケノ(奈良)のライブ・レポート

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今日から、GWツアー。10日間で関西 -> 東北 -> 東京 -> 関西とまわり、6回のライブ。
休み無しで、ライブと移動を繰り返す、ハードなツアーです。

今日は初日。奈良のならまちにある「ギャラリーカフェタケノ」さんでライブ。
古い街並が残るエリア。昔ながらの和菓子屋などとともに、新しい飲食店や雑貨屋さんなどがあり、散策するととても楽しめるエリアです。

タケノさんは、ウッドデッキのある素敵なカフェ。
今日は30人の予約定員も満員御礼。
たくさんのお客さん、ありがとう!


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今日は9ヶ月の娘も連れて行くことができました。
デッキがあるので、ぐずってしまっても大丈夫。
あ、でもぐずりませんでしたよ。とてもいい子にしていました。


今日は、「メッセージ」をテーマにしました。
僕は音にメッセージをこめて演奏するタイプだし、
お客さんも震災のことがあるから、いろいろと感じること・抱えている想いもあるでしょう。

手作りのハガキとポストを用意しして、
みなさんが、誰かにメッセージを届けることができるようにしました。

ライブの後半が、ハガキを書く時間。
みなさんが書いている時に演奏する時間は、なんだか幸せな時間でした。

とても気持ちよいGW初日。
みなさんありがとう!


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森のテラス(東京)のライブ・レポート



今日は、森のテラスでのライブ。
ライブシリーズ「music for all living things〜生きとし生けるものすべてに向けた音」の26回目。僕の表現テーマを、具現化しているシリーズです。

僕たちは、この周りの自然によって、生かされている。

そのことを感じながら、
僕は、この森のいのち、お客さんの存在と共鳴し、
調和を音に紡いでゆく。



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今日は、本当にお天気に恵まれ、気持ちのいい日だった。
森のテラスの新緑から、美しい木漏れ日が射し、
光、風、鳥の歌声、すべてが輝く日だった。



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いつものように、前半は完全即興。
森は、季節ごとに違うし、刻々と変化する。
だから、用意したものではなく、
毎回、その瞬間、瞬間を即興で音にしていっている。

1音1音、大切に。
水面に、水滴を1つずつ落としていくように、
その1滴が作り出す波紋を、感じながら。


《第1部》
1, 完全即興(40分間)

《第2部》
2, 風のゆくえ
3, 地球(ほし)の子守歌
4, いのちのつむぎ
5, 息をして



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お客様もみんな、この美しい日を、満喫してくださったみたい。
ほんとによかった。


みなさん、ありがとう。
森のいのちよ、ありがとう。

次回、27回目は6/26(日)です。



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カフェスロー(東京)のライブ・レポート

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今日は、国分寺「カフェスロー」での『暗闇カフェ』ライブでした。
もう44回目の出演です。暗闇カフェは、もともとはアメリカの電力政策に反対し始めた、非電化ライブ。それが「100万人のキャンドルナイト」というイベントに発展した、言わば全国に広がったキャンドルナイトの先駆け的なイベントです。

しかし、東日本大震災の影響で、夜のイベントは自粛(余震が続いてたので、お客様の安全確保のため)せざるを得なくなりました。

電気の使い過ぎからのシフトをずっと提唱していたイベントが、いまこの状況下で中止せざるを得なかったことで、大変悔しい想いをされていました。その暗闇カフェが、先週の僕の回から復活することになり、みんなの想いがたくさんつまった再開となりました。



「ポスト3.11というテーマでリニューアルしていきたい」というお店のご提案があり、いろいろ考え、お客様に小さな紙を配り、「あなたの想像する素敵な未来」というのをみなさんに書いていただきました。
そして、ライブ中、それを順番に読み上げていくのに合わせて、即興で音をつけてゆきました。

「素敵な未来」だなんて、今までだったら恥ずかしくて言えなかったけど、3.11で変わった。

いま、正に必要なのは、どんな未来にしたいのか、人任せにせず、僕たち一人一人が想像することだと思う。その一人一人が考える未来を、みんなで共有したかった。

本当に素敵な時間になりました。ご参加くださったみなさん、ありがとうございました!
また別の機会に、ぜひやりたいです。


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(カフェスローの裏の森が、無惨にも伐採されていた。国有地らしい。ひどいよね)



旅の終わりに

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3月からスタートとした春の全国ツアー「春旅2011」も、終わりを告げようとしています。
いま、自宅へ帰る電車の中でこれを書いています。

昨日、広島で最後の公演を終えました。今朝は原爆ドームにお参りに行きました。
かつて、放射能で苦しんだ人々の御霊に祈りを捧げ、
いま、放射能で苦しむ人々を想い、僕たちのこれからを想いました。


今回のツアー、最初は関西での3公演、その後、東北での3公演を終え、
いったん自宅へ戻ったすぐ後に、大地震が起きたのでした。

実家の父から「東北で大変なことが起きている。そっちも大津波警報が出ているから、とにかく逃げて!」と電話があり、何を慌ててるんだろう?...だなんてのんきな気持ちで近くのマンションに避難しました。
何事もなく家に戻り、テレビをつけて初めて地震のことを知り、愕然としました。



自分には何ができるだろう。
誰もが自分に問いかける。

もんもんと悩む。
小さなことでもいいからと、何かをする。

僕も、自分にできることは何かと悩み、
僕にできる唯一にして最高のことは、演奏することだと思い、
いつも通り1つ1つ大切に、全身全霊で演奏し続けました。
幸いにも、ライブは一つも中止になりませんでした。


亡くなられたかたのご冥福を祈りたい。
いまも避難所生活をしているかたが、一日も早く安心した生活に戻ることを祈りたい。
被災地だけでなく、日本中を漠然とした不安感が覆ういま、目の前にいる人の安らぎのために演奏したい。
先行きは見えないし、暗い未来を想像しがちだけど、
新しい、素晴らしい未来を想像したい。

そう思って、全身全霊で演奏しました。
お客さんは喜んでくださったし、
いただいた収益や募金で、寄付もできました。


しかし一方で、被災地の状況を知る度に感じる、自分の無力さもあります。
いま避難所で苦しんでいる人の手を握ることすら、僕はできていない。


でも、その無力感を抱えながらも、
自分にできる精一杯のことをしていこう。


5月1日には、仙台でのライブを予定しています。
被害の少なかった市内に加え、
避難所でも演奏できないか、現地の友人が動いてくれています。


ただ、市内のライブは聴きたい人が来てくださるけど、避難所はそうではない。
音楽が好きな人も嫌いな人もいる。
好きだけど、今は聴きたい気分じゃないかもしれない。
衣食住が最優先のときに、音楽なんて全然お呼びじゃないかもしれない。

うん、そんなことは百も承知です。
僕が逆の立場だったら、聴きたくもない音楽に対しては、ありがた迷惑だと思うと思う。


僕は一人の人間として行って、現地で必要とされることをすればいい。

もし、体育館のすみにピアノがあったら、小さな音で、少しだけ弾いてきます。
そしてもし、ピアノのそばに来てくれる人がいたら、その人のために精一杯弾いてきます。

ありがとう。
共演してくれた同志たちよ。

ありがとう。
ライブに関わってくれたみなさん、お客さん、応援してくれているみなさん、
僕の家族。

もっとつながっていこう。
ともに、未来を築いていこう。


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◎「春旅2011」で行った祈りの即興演奏

東日本大地震への祈りの即興演奏(2011.3.13)
東日本大地震への祈りの即興演奏(2011.3.21)
東日本大地震への祈りの即興演奏(2011.3.23)
東日本大地震への祈りの即興演奏(2011.3.26)
東日本大地震への祈りの即興演奏(2011.3.27)
東日本大地震への祈りの即興演奏(2011.4.2)
地球への祈り(詩 稲尾教彦 / ピアノ重松壮一郎)(2011.4.3)
東日本大地震への祈りの即興演奏(2011.4.6)..1
東日本大地震への祈りの即興演奏(2011.4.6)..2

........


震災以後、ライブごとに行って来た、「祈りの即興演奏」。
これからも継続して行きます。

ただ、ツアー先で毎回、ネットにupするのもなかなか大変でした。
演奏は毎回しますが、ネットへのupは時間の許す限り、行っていくようにします。


さて、次は東京、東北へライブしに行きます。
レポートを楽しみにしてください。






 「みずよとわに」

重松壮一郎 作曲 / 稲尾教彦 作詞


みずよとわにながれて  みなもきらきら
みずよとわにながれて  みそらへかえる
みずよとわにながれて  みなもきらきら
みずよとわにながれて  だいちへねむる

雨のしずく さらさら  もりはうたうよ
川はながれ はこぶよ  やまのいのりを

いつまでも  どこまでも  ながれゆき  うるおすよ
そらも うみも だいちも
 
あたたかい雨がふり  なみだの木  ふるえるよ
いつかいたみも  いやすだろう

ああ  ああ  みずのうた
いのちのうた  ここから  きこえる

みずよとわにながれて  みそらへかえる
みずよとわにながれて  だいちへねむる

...................

みずよとわに(MP3ファイルのダウンロード)



チャリティコンサート(広島)のライブ・レポート




今朝早く、長崎を出発し、広島へ。今日で春のツアーも千秋楽。
「東日本大震災 復興支援 祈りのチャリティ・コンサート in 広島」です。

僕がチャリティコンサートをしたいなと言ったのに対し、じゃあ広島でやろうよ!と言ってくれた友人や、調律師の坂井原さんのお蔭で実現しました。


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昼の部は、小さなお子さんを持つお母さんがたくさん来てくださいました。

誰もが不安を抱えるいま、幼い子を守る立場にある人は、とても複雑な心境にあると思います。被災地のことを思えば、現地に役立つことをしたいし、同時に我が子を守りるためにできることもせねばならない。子どもたちの未来は大丈夫なのか不安だし、未来の地球のために自分にできることは何だろうかと悩む。





今日、僕は被災地への祈りをみなさんと捧げると同時に、
そんなみなさんの不安にも寄り添いたかった。

そして、心を重ね合わせ、一緒に希望を持ちたかった。
一緒に明るい未来を想像したかった。

みんな想い想い、音のなかで過ごしてくれた。

短い時間だけども、
ここに集った人で、
一つの時空間を共有できたことが、
何より素敵だった。

みなさん、ありがとう。


東日本大地震への祈りの即興演奏(2011.4.6)..1
東日本大地震への祈りの即興演奏(2011.4.6)..2


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広島の人は行動力があって、お母さん同士のグループを、震災後すぐに立ち上げ、今日も署名活動をしてくださいました。子どもたちの未来のために、広島が自然エネルギーを選択をできるよう呼びかけるものです。
ぜひのぞいてみてください。

-> poco a poco~あったか未来を作る会~from hiroshima





今回は、告知期間が一週間しかなかったにも関わらず、予想よりも多くのお客様にお越しいただくことができました。

コンサート収益と募金を合わせ、84,322円の寄付をすることができました。

お忙しいなか動いてくださったみなさん、
ネットや口コミや新聞など、広報してくださったみなさん、
本当にありがとうございました。

そしてお越しくださったみなさん、
ありがとうございました!


次は8月の平和記念日に合わせて、
広島と呉にてコンサートを企画する予定です。
ぜひお越しください!


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PAO(長崎)のライブ・レポート




春の全国ツアー「春旅20011」も大詰め。
今日は、長崎県西海市にあるフェアトレードカフェ「PAO」で、
平魚泳とのDUOでライブ。
さらに、急遽、稲尾教彦(詩の朗読)、桑迫賢太郎(紙芝居)、外尾奈々子(歌)にもゲスト出演していただき、盛りだくさんのイベントになりました。

最初は、魚くん(平魚泳)のソロ。
そして、僕のソロ(上の動画)です。


続いて、僕と魚くんのDUO。





30分のうち、始めの20分は完全即興でやりました。
即興で歌詞と歌がどんどん出てくるシンガーはあまりいないので、
魚くんとだからこそできるセッションになりました。
お客さんは、即興だと信じれなかった!という人もいらしたんんだけど、
僕たちからすると、むしろ即興でなくてこんなパフォーマンスはできない...!
最後は、魚くんのオリジナル「蟻」でセッションしました。


続いて、僕、のりへいくん(稲尾教彦)、外尾奈々子さんの共演。





のりへいくんに作っていただいた、震災を受けて生まれた詩「地球への祈り」に、僕が即興で音をつけました。これを、今日の祈りの即興演奏をさせていただきました。

地球への祈り(詩 稲尾教彦 / ピアノ重松壮一郎)(2011.4.3)


続いて、僕の曲「みずよとわに」を、外尾奈々子さんに歌っていただきました。
作詞は、のりへくんです。
そして、ななこがの曲「神様の木」を、外尾奈々子さん、僕、魚くんで演奏しました。


最後は、桑迫賢太郎の紙芝居「PIGEON HALL」に、僕と魚くんで音をつけました。





演奏しながら、泣いてしまった。
賢太郎、ほんとにいい絵描き、いい作家になってる。
初めてコラボした時から、いい作品を作るなぁって思ったけど、
作品ごとに、だんだん成長して来ているね。



素晴らしい表現者たちよ、ありがとう。
借り物でないオリジナルな表現でしか生まれない魂のこもったステージでした。
震災以後、世界は変わった。表現者たちも変わったのだ。


お客さんもみんな、想いを持ち寄ってくれました。
だからこそ生まれた時間でした。

ありがとう!
これからも、みんなで想像力を働かして、未来を創造していこう。




願正寺(佐賀)のライブ・レポート

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今日から、2日間の九州公演。春の全国ツアーも大詰めです。

今日は、佐賀市の願正寺での夜桜コンサート。
昨年の平尾台での野外音楽祭で共演した「ななこが」が企画してくださいました。
4組が出演します。

最初は、境内でのフーミンワンマンバンドの演奏。
「ななごが」の「古賀」くんの大道芸です。
みんな、大喜びでした。


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そして、長崎ジャンベクラブの「ホロヤカン」。
僕はたぶん3度目くらいの共演です。

みんな、今の沈んだ世の中を、元気に明るくしてくれるような、
楽しく、力強い演奏でした。


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場所を本堂に移し、僕の出演。

1. 風のゆくえ
2. 地球(ほし)の子守唄
3. みずよとわに(歌バージョン) 歌: 外尾奈々子
4. 東日本大地震への祈りの即興演奏(2011.4.2)
5. 息をして


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今日は、「みずよとわに」歌バージョンを、
ななこがの外尾奈々子さんに歌っていただきました。


そして、最後は、「ななこが」でした。


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イベントの最後には、今日の出演者全員で、
「とべ、クリキンディ」をセッションしました。
ハチドリのひとしずく。僕らも、一歩一歩、進んで行こう。


今日はお客さんは70人くらいいらしてくれたんじゃなかろうか。
お寺という場所もあってか、みなさんがすごく集中して聴いてくださり、
すごくいい雰囲気のなかで演奏ができました。

いま、日本が困難に直面しているとみなが感じ、
どうにかならないものかと、祈るような気持ちでいます。
だからこそ、このような場は必要であり、
僕は作り続けていきたいです。


今日は、募金箱を置かせていただき、50,213円もみなさまにご寄付いただきました。
佐賀県を通し、義援金として福島に届けます。

みなさん、ほんとうにありがとうございました!


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