日々のレポート

2015年8月アーカイブ:


アルカスSASEBO(長崎)のライブ・レポート

今日はアルカスSASEBOにて開催された「アルカス 九十九島音楽祭」に出演。
僕は中ホールでの出演をご依頼いただき、ピアニスト重松壮一郎 + ダンサー青柳ひづるによる「海の詩〜みらいへ」ピアノとダンスのコンサートを企画しました。
完全即興のコラボレーションです。


■第1部
九十九島の夕景。海の向こうにある黄泉の国。あの世とこの世の境目。いのちの弔い、祀り。





■第2部
ピアノソロ。海の底へ沈む。生命のない死の世界のように思いきや、有象無象の生き物たちが棲む、暗く神秘の世界。





■第3部
海に光りが射し始める。紙風船は無数の命か、魂か。何億年もの間、生と死が絶えず繰り返される。循環、輪廻転生を繰り返す、小さな命の世界。




お客さんが、1時間半、ぶっ通しで観るのはきっと疲れると思い、長くなりすぎないように気をつけ、少し短めで終えました。でも、もうちょっとやってもよかったかな。
音楽祭の1プログラムとしてはシンプルに終わる方がいいのかもしれませんが....。

次回、お話をいただけるなら、休憩を挟んで、前半後半でたっぷりやる方向も検討したい。
また、もっとテーマを深め、世界観を作り込んで、再演したいね、とも話しました。

今回、あまり照明で凝ったことはできないと伺っていましたが、照明のかたが、こちらの細かなりクエストに応えてくださり、ともに世界観を作ってくださいました。

その他のアルカスのスタッフのかたも、みなさんとても気持ちよい方々で、僕らもすごくいい状態でステージに立てました。声をかけてくださったことも含め、心から感謝しています。

アルカス中ホール。とても気持ちよくピアノを弾けるホールでした。ピアノは、僕の好きなベーゼンドルファーだし、とても嬉しいです。また演奏できる機会があることを、心から望んでいます。

本当に、ありがとうございました!




夏の父娘二人旅2015

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昨日から1泊で、つむぎ5歳と一緒に、父娘二人旅。
台風で交通機関マヒ。出鼻をくじかれたけど、なんとか唐津に到着。


ふだんは倹約家の父ちゃんだけど、今夜はつむと寿司屋へ。
つむは人生二度目のカウンターで寿司。

裏道を歩き、なんとなく感覚で選んだ店に入店。
おぅ、メニューがねぇ!
こりゃあ、不安だが、大将にお任せだ...!

うーん、すごく美味しい。
二人で感激しながら食べました。
つむは一人前の握りをペロッと食べ、足らなくて、鉄火巻きと味噌汁も追加。
僕は酒(これまたいいのを置いてるんだよね)と、刺身をお任せで。
刺身もこれまた美味くて...!


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何気なく店内を見たら、柱に可愛らしい英語のサインが...
あ!ジャック・マイヨール!

ジャック・マイヨールが唐津の海を愛したのは有名な話。
ジャックも足しげく通ったお寿司屋さんだったみたい。

完全に予算オーバーだったけど、まだ小さいつむに、美味しいものを食べさせてあげれて良かった。大将もすごく優しくて、おしゃべりも楽しかったね。また来ようね。


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父娘二人旅も2日目。
朝の7時半から1時間半かけて、虹の松原や唐津城を散歩。
そして、バスで呼子へ。

台風の影響で、朝市は出店数が半分以下かな。
遊覧船も欠航でした。

それでも、お天気は最高だし、観光客が少ないから、
ほんとのんびーりした漁村散策という感じで、気持ちよかった。


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5歳になったつむ。昨夏の二人旅より、僕はとっても楽だった。
ほんと成長したんだなぁ。
ありがとうね。


小学生になると、なかなか連れ出せなくなりそうなので、
あと1年半、できるだけツアーに連れ出したいです。

そして、つむが思春期になっても、
大人になっても、続けたいなぁ。


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八幡高原 野外コンサート(広島)のライブ・レポート

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今日は広島県北広島町の八幡高原での野外コンサート。
2010年の初回は野外でできてたものの、その後4年間は天候不順で屋内の開催。
今年は5年ぶりに野外でできることになります。嬉しい。

地元の皆さんのおかげで開催できているこのコンサート。
ステージも手作りしていただいてます。
ステージが完成し、軽トラでピアノを運びこんでいただきました。


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調律も無事に終わり、あとは本番を待つのみ。
ねっころがって聴いたら最高に気持ちいいでしょう!


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そしてコンサート開演。

ほんとに気持ちよくて。みんな気持ちよさそうで。
木陰に寝転んでワイン飲みながら...なんて羨ましいくらいでした。
草原やピアノに広がる大きな木の陰がとても美しかったです。


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前半はすべて完全即興で、この気持ちよさを感じながら、
この時だけに生まれるものを紡いでゆきました。


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このコンサートが開催できるのは、ひとえに地元の皆さんのおかげです。
ステージ作り、ピアノ運搬、すべて有志の皆さんがやってくださっています。
その皆さんが、「来年も楽しみにしています!」と言ってくださるのが、
何よりも嬉しいです。

本当にありがとうございました!
来年も楽しみにしています!


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お菓子の香梅 帯山店(熊本)のライブ・レポート



今日は熊本のお菓子の香梅 帯山店でのコンサート。
3.11チャリティでした。

80名近いお客様にお越しいただきました。
ありがとうございました!


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宮沢賢治の「永訣の朝」「やまなし」などを中心に、
二人の役者による素晴らしい語りと、
ピアノ、コントラバスでお届けしたプログラム。

1回で終わるのは本当にもったいない、素晴らしい内容でした。
全国で巡回公演したいくらいです。


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企画してくださった松本洋一さん、語りの木内里美さん、政木ゆかさん、
お菓子の香梅さん、お手伝いくださった皆さん、本当にありがとうございました。


★次回予告!
12/12(土)お菓子の香梅 帯山店で、僕のピアノ・コンサートを開催します。
コントラバス松本さんを迎えての毎年恒例の年納めコンサート。
忘年会もやりますよ。ぜひお越しください!



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泗水図書館(熊本)のライブ・レポート

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今日は終戦記念日にちなんだコンサートを熊本で開催。
戦争と平和を親子で考える企画です。14:00から泗水図書館にて。入場無料です。


戦争と平和、かけがえのない大切な人の命に、
想いを馳せるようなプログラム。

皆さん、どのように感じられたかな。
アンケートを見る限り、改めて平和に想いを馳せるような大切な時間、祈りの時間だったと、感じてくださったようです。素晴らしい企画だったと何人か書いてくださっていて嬉しい!


ピアノは、すごく小さな、古いアップライトでした。オルガンと変わらない背の高さ。
だから珍しく、お客さんの方を向いて、演奏しました。

最後には、みんなで鶴を折り、そのバックで僕がピアノを弾く、
とっても穏やかな時間を作りました。
これこそが、平和な時間だと感じました。


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泗水図書館さんは、とっても素敵な、古くて小さな図書館でした。
館長さん始め、スタッフの皆さんが、本を愛し、図書館を愛し、地域の皆さんにほんとに本を読んでもらいたいと思っているのが伝わってきました。
オススメ本コーナーがたくさんあり、一つ一つが手作りのディスプイで彩られていました。
すごく家庭的で、こんな図書館が近くにあったらいいなぁと羨ましくなるほど。


共演のコントラバス松本さん、語りの政木さん、
ありがとうございました!





8.9長崎平和記念日(4)長崎市旧香港上海銀行のライブ・レポート

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8月9日長崎平和記念日、全4公演中の4公演目、ラストは今年4月にソロコンサートした旧香港上海銀行。最後もチェロの片田尚孝さんとDUOで「居留地リング・ア・ベル コンサート」に出演。

「魂の舟」「忘れえぬ記憶」の2曲。短い時間だったけど、美しく、響きのよい上海銀行で、たくさんのお客さんに見守られながら演奏できて嬉しかった。より一層、想いがこもる。おそらく、ほとんどの方が、僕の演奏を初めて聴いたと思う。

演奏後、割れんばかりの拍手をいただき、
素晴らしかった!と声をかけていただき、ホッとする。
長い一日を、こういう形で締めくくることができて本当に良かった...!

今回は、すべて片田さんのおかげで実現したコンサートでした。
片田さん、本当にありがとうございました!

また1日1日、全国津々浦々で、平和に対して自分のできることをやっていきたい。
そしてまた来年の8月9日、この地で演奏したい。

関わってくださった皆さん、ありがとうございました!!


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長崎の長い1日が終わりました。

朝10時に祈念式典に向かいましたが既に入れず、
爆心地公園にて11:02の黙祷をしました。

サイレンが鳴り響く1分間は、時が止まったようでした。
色とりどりの旗を掲げた、こんなに主義主張がバラバラな、
たくさんの人々が、この1分間だけは、無言で手を合わせ、
何か一つになったようでした。

式典も、いろいろあったようですね。
被爆者代表の谷口さんの言葉、生で聞きたかったな。


炎天下を歩きと市電でまわりましたが、
娘つむぎは連れまわされてもあまり弱音もはかず、
8月9日をともに長崎で過ごしました。

チリンチリンアイスを食べてる時の嬉しそうな顔。
この子どもたちの笑顔こそ、平和な世の中でしか見ることができない、尊いもの。
この幸せを守りたいと思いました。

来年の平和記念日も、たくさんの場所で演奏し、音を届けたい。


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8.9長崎平和記念日(3)ティア長崎銅座店のライブ・レポート

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8月9日平和記念日、全4公演中の3公演目は、
もう何度もライブさせていただいているティアで、チェロの片田尚孝さんと。

1.即興演奏
2.魂の舟
4.即興演奏
5.風のゆくえ

の計5曲。

忘れえぬ記憶」は、原爆がテーマの曲。
8月9日という日に長崎で演奏したかったこの曲を、この時やっと弾けて、本当に嬉しかった。どうにもこうにも、想いが溢れてしまって、仕方がなかった。

ライブのために来てくださったかたもいるけれど、ティアはレストランなので、たまたまいらした方が多数。そんな方にも、曲にこめた想いやメッセージが伝わりますように...そう願いながら演奏しました。


お越しくださった皆さん、ティアさん、ありがとうございました!


8.9長崎平和記念日(2)りぼんのライブ・レポート

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8月9日長崎平和記念日、全4公演中の2公演目は、
布ナプキン・布おむつ専門店「りぼん」。
片田尚孝さんのチェロと、僕は鍵盤ハーモニカで出演。

片田さんと二人でだけライブするのはこれが初めて。
鍵盤ハーモニカでご一緒するのも初めてで。
曲目も決めず、即興的に、和気あいあいとした雰囲気のなかで演奏。


最後の「遠き山に陽は落ちて(ドヴォルザークの「新世界」)」は、片田さんが選んだのけど、僕にとっては思い出の曲で、少し涙ぐんでしまった。
僕の亡くなったおじいちゃんが、まだ3歳だか4歳だかの僕の手をひいて夕暮れ時に散歩する時、いつも歌ってくれた曲だったから。

おじいちゃんは明治生まれの医者で、戦時中は軍医として、前線に立っていた。僕に直接、戦争の話をしてくれた。そして、ずっと反戦思想の人だったから、その時代だけに特高警察に付け狙われたりしていたのだと思う。もし今も生きていたら、どんなことが語り合えただろう。
そんなことを思いながら、演奏したのでした。


お越しくださった皆さん、りぼんさん、ありがとうございました!


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8.9長崎平和記念日(1)長崎シビックホールのライブ・レポート

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今日は、長崎平和記念日(原爆の日)。

平和記念公園には、たくさんの人が集まって来ています。
慰霊にきた方々とともに、各種労連、学連、宗教団体、右翼、安保法制反対デモなど、たくさんの人が集まっています。炎天下のすごいエネルギー。


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原爆投下時刻11:02。

それぞれ違う主義主張があるけど、それを越えてつながりあう黙祷の時間。
このエネルギーを生かすことができたら...
祈ります。


今日は長崎市内で、4ヶ所のライブをします。

1公演目はシビックホール。
企画した僕と片田尚孝さん(チェロ)に加え、ちょうどこの時に長崎に来ることになった静岡の佐々木裕一くん(ピアノ)、東京から宇佐美聖子さん(ダンス)の4人で出演。


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僕以外はみな初対面。
初めて出会ったアーティストが、一つのものを創ってゆく。それは、平和を創ることに似ている。心通わせないとできない、思いやりがないとできない、調和から生まれるもの。

途中からは子どもたちも楽器を手にし、みんなで演奏。
ぐちゃぐちゃだけど、楽しくて、なんだか一体感もあって。

小さな子たちにも、いずれ戦争の真実を知って欲しい。
でも今は、こうして調和することの楽しさ、幸福感を感じてもらえればいい。

ご参加くださった皆さん、シビックホールさん、ありがとうございました! 


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noLa(宮城)のライブ・レポート

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今日は1日2公演。夜は東北ツアー5公演目で、ラスト。
仙台noLaでのライブでした。

ダンサー・クマガイミホさんとの初共演、
ピアニスト千田祥子ちゃんの連弾との7年ぶりに共演。
すべて完全即興でした。

nolaさんのピアノはとても弾きやすく、自分自身が心地よい響きの中に身を置けるので、音のなかにどんどん入ってゆくことができ、即興の次の音、次の響きが、自然に導かれていきました。これって、ほんと幸せなこと。


7、8月はダンサーとの共演が多く、5人とさせていただくのだけど、
クマガイミホさんは初共演。
また誰とも違うダンス、表現。僕からすると誰よりも面白い。

まだまだお互いに出してない引き出しがあると思うので、世界を固定せず、柔軟に、遊びを創りながら、回を重ね、深めてゆきたいと思いました。
今回は何もテーマを設けなかったんだけど、設けてみるのもいいかもね。


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ピアニスト千田祥子ちゃんとの即興連弾は、ほんと久しぶりで。
なかなかこう相性のいいピアニストはいなくて、いつまでも弾けちゃうぐらい気持ちいいので、下手すると綺麗になりすぎる。
意識的に不協和音も混ぜながら、創ってゆきました。
またいつでも一緒にやりたいし、連弾のCDとかもいつか作りたいなあ。

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月曜日でしたがたくさんのお客様にお越しいただきました。
CDもたくさん売れました。
ライブも好評で、本当に感謝感謝です。

共演のお二人、主催してくれた内出京子さん、照明のたろうちゃん、noLaさん、
ありがとうございました。
また次回を楽しみにしています!




太陽の家(宮城)のライブ・レポート

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今日は、東北ツアー4公演目。
宮城県多賀城市の児童発達支援センター「太陽の家」でのコンサート。
ほんの短いひとときでしたが、本当にいい時間でした。

1歳から5歳くらいまで、障がいのある子どもたちが、
職員さんもびっくりするくらい、集中してくれて、
コンサートを楽しんでくれました。

プログラムは、
完全即興1曲、オリジナル2曲「旅のたからもの」「水滴のダンス」。

オリジナル2曲はみんなに楽器を配り、全員でセッションしながら。
セッションも難しいかなと予想していたのだけど、心配はまったく当たらず。
僕の言葉の説明も理解してくれるし、言葉じゃない意志(アイコンタクトなど)も感じとってくれて、ピアノにあわせて早くしたり遅くしたり、ブレイクしたり、エンディングも付けれて、みんなぴったり息が合いました。

僕にできることは演奏することだけなんだけど、
これからも少しでも力になりたいです。

ありがとうございました!



こうあん(山形)のライブ・レポート

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東北ツアー2公演目。
今日は山形県鶴岡市から、宮城県多賀城市に移動。

多賀城のパン屋さん「こうあん」での4年ぶりのコンサート。
4年前、3.11直後に演奏した場所。避難所のすぐ向かいでした。

※4年前のライブレポート

あの時のことを想うと苦しくなる。
でもピアノに向かうときには、ただただ、祈る気持ちで演奏をしました。


月日は流れ、それぞれの想いも変化してゆく。
でも変わらない何かが必ずあり、それは風化せず、魂に刻まれていく。
それを確認するためにも、そして、いつまでも、自分にできることは何かを問い、少しでもいいから、何かをしたいという想いで、演奏させていただきました。

主催してくれた井上くんには、いつもお世話になりっぱなし。
今年も本当にありがとう。

そして、この日、全国の皆さんからいただいた募金を、
井上くんを通じて、多賀城市に納めました。
年々、募金額は減っているのですが、これからも続けますので、
皆さんよろしくお願いいたします。


お越しくださった皆さん、こうあんさん、
ありがとうございました!



つるおかユースホステル(山形)のライブ・レポート

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今日から毎年恒例の東北ツアー。

今日は、山形県鶴岡市の「つるおかユースホステル」。
全国で唯一のマクロビオティックのユースホステル。
そして、僕が初めて山形で演奏した場所であり、すごく大切な出会いの場所でもあります。


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高い天井、ガラスに囲まれた緑の空間は、最高の響き。
ただポロポロと弾いているだけでも、インスピレーションが湧く場所。

1日2回公演。
昼の部を終え、すぐ近くの海岸で、ひと泳ぎ。


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そして夜の部が開演。
窓の外は、夜の夏の森に変わる。


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ゲストに役者・藤田美怜さんを迎え、朗読とも共演。
予定していた作品に加え、
僕のオリジナル「忘れえぬ記憶」の冒頭に原爆詩「人間をかえせ」(峠三吉)、
曲中に、僕の書いた「忘れえぬ記憶」の歌詞を読んでいただきました。

いずれも難しい作品ですが、さすが役者さんというか、
単なる朗読ではない表現をしてくださいました。


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毎年企画してくださる加藤千鶴さん、ユースの良磨さん、
お越しくださった皆さん、ありがとうございました。

打ち上げでは、来年の企画の話で盛り上がりました。
今から楽しみです。


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