日々のレポート

呉共済病院看護専門学校(広島)のライブ・レポート

120208_06.jpg(撮影:ファミリーくれ 下原洋子)


広島・呉ツアー、2日目。
今日は午前と夜の2公演。

午前中は、呉共済病院看護専門学校での2時間のコンサート。
前半は学生さん向け。ここの卒業生で助産師の姫宮万寿子さんとのコラボレーション。

ふだん、こんな風に学生さんに聴いていただける機会は少ないので、嬉しい。
みなさんは看護学校の3年生で、このあと国家試験と就職を控えているそうです。
ちょっと口幅ったいようですが、僕もいち社会人として、言葉でもメッセージを贈りました。

『やりたいことをやってください』
それが僕からのシンプルなメッセージです。
他人がなんと言おうと、やりたいことをやって欲しい。

「やりたいことを仕事になんてできない」「夢で食っていける訳がない」
こんなことを、まわりの人、特に年下に向かって、子どもに向かっていう人がいます。
きっと、その人は、やりたいことができていないのでしょう。
でも、未来ある子どもたちにそんなこと言ってはいけないと思う。

いま、ただでさえ、子どもたちは将来に夢を持てなくなっています。
中学生のなりたい職業が、1位:正社員、2位:公務員とか。
大人たちの安定志向が、子どもたちにまで影響している。
しかも、これは「職業」ではなく、「雇用形態」でしかない!
子どもたちが夢を持てない社会なんて、やりたいことを最初からあきらめる社会なんて、悲し過ぎます。

今日の学生さんたちも、これから社会人になって、
道に迷ったり、いろんなものに影響されたり、
大きな選択を迫られたりすることがあるでしょう。
それぞれ色んな事情があると思うけど、
自分の人生なのだから、やりたいことを思う存分やって、
好きなように生きて欲しいなと思います。


120208_07.jpg(撮影:ファミリーくれ 下原洋子)


1時間の学生さん向けコンサートのあと、姫宮さんと学生さんは教室へ。
コンサートで伝えきれなかったことを、共有されます。


僕は、ソロコンサート。
10人に満たない、ごくごく内輪のかたがお越し下さり、
残りの1時間、ゆったりとした時間を過ごしました。

MC無し、ただただ、音とあなたと僕がいる時間。
時折、ちょっと騒がしい子どもたちの声も交えて、
冬から春への移り変わりを、即興演奏とふだんのコンサートで弾かないような曲を交えながら弾きました。

お越し下さったみなさん、
姫宮さん、看護学校のみなさん、
ありがとうございました!


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