日々のレポート

九州キリスト教会館(福岡)のライブ・レポート

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昨日の長崎県島原市でのライブを無事に終え、
今日は博多でライブ。

島原からの移動は、僕しか乗ってない鈍行列車。
海辺の無人駅。牛舎の牛の表情まで見える。
あまりにスローな島鉄、旅人の心をくすぐるね...


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今日は、ボーカリスト大塚れなさんとの共演。
もともとは、僕のピアノを気に入ってくださったれなさんが、
レコーディングでピアノを弾いて欲しいと声をかけてくださったのがきっかけ。
その前に、まずはライブしましょうということになり、今日の企画になりました。

僕は元々、オリジナル曲と即興演奏しかしない。
既存曲は一切弾かないし、求められても断ります。

今日のライブでは、れなさんが希望される曲には既存曲があり、
どう演奏するか迷いましたが、すべて下準備なしで、即興で弾くことにしました。
そうすることで、既存曲でありながらも、いまその場で生まれたようにしたかったから。

歌とピアノの組み合わせだと、ピアノは伴奏という役割になりがち。
僕はそれは嫌で、歌もピアノも対等になるように心がけました。
れなさんの歌が、宇宙なら、僕は無数の星ぼしのように。
れなさんの歌が、大きな川なら、僕は水面のきらめきのように。
ときには、一緒に宇宙となり、大きな川となりました。


その他、僕のオリジナル曲「みずよとわに」をも歌っていただきました。これで4人目。
長崎のヒームストラ舞ちゃん、佐賀のほかおななこちゃん熊本の川原一紗、福岡の大塚れなさん。気付いたらみんな九州の女性(NEWアルバムに歌詞カードが入っているので、歌ってみてくださいね)。

共演の大塚れなさん、包み込むような優しい歌声をありがとうございました。
初めて音を合わせたのが今日のリハ。ゆっくり話したのも今日のランチが初めて。
でもとても息があいました。
今日は朗読に音を付けるのもやりましたが、れなさん声や読み方は、お母さんでした。
お母さんの優しい声。今日のテーマが「こもりうた」だっただけに、余計にそれを感じました。


打ち上げで聴かせてもらった皆さんの感想が、嬉しいものばかりでした。
「初めてピアノのコンサートに来たけど、何だか分からないけど涙が出てきた」
と何人かに言っていただきました。

もちろんそれはそのかたの感想であって、イマイチだったという方もいて当然と思って、いつもやっています。でもいま目の前でそんな感想を言ってくださる方がいて、本当に幸せだと思う。

ほんとよかった。これからも頑張ります。




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