日々のレポート

こう-あん(宮城)のライブ・レポート

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昨日、奈良から仙台へと移動。
今日は宮城県多賀城市と仙台市で2回のライブ。

朝はまず多賀城市総合体育館の避難所を見学させていただいた後、すぐそばにある「こう-あん」というベーカリーカフェで入場無料のライブ。避難所の入り口の掲示板に「重松壮一郎チャリティーコンサート」と書いてくださってて、嬉しい。


ライブは10時からで朝早いし、告知も十分できなかったから、
お客さんは決して多くはなかった。
でも少ないからこそ、一人一人に音を届けている感覚が強く持てて、僕は嬉しかった。


音楽なんて無力だ。みんなに必要だなんて決して思わない。演奏が心の傷をよけい刺激してしまうこともある。だから避難所のなかで演奏したいとは思えなかった。
幸いにも避難所のすぐ近くのお店でライブができ、音楽を必要としてくれるかたが集まってくれた。

一人で来てくださったかたも、ご家族で来てくださったかたもいた。
山形の友人も帰省中で来てくれた。7ヵ月の息子さんの初めてのコンサート。彼はピアノに合わせて歌ってたよと、あとで教えてくれた。
帰り際、小さな女の子が、折り紙で作った小さなお花の形の駒をくれた。

音を届けに行ったのに、たくさんのものをもらってしまった。


ライブ始めは雨が降っていたけど、終わり頃には雨があがり、
店内の大きなガラス窓から明るい光がさしてきた。

最後の曲は「空に還った雲」。

これは以前、友人が身ごもった子に雲という胎名をつけていたけれど、残念ながら流産してしまった。その雲ちゃんの魂が、お空に還ったゆくさまを曲にしたもの。


失われた多くのものが、今は心のなかに重く漂っているけども、
いつか雲のように空に優しく浮かびあがりますように。
雲は刻々と変化しながら、生まれては消えてゆくけども、
いつもどころかにいて、僕たちにいろんなことを教えてくれる。


みなさんありがとう。
またここに演奏しに来ます。


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