日々のレポート

朝日野総合病院(熊本)のライブ・レポート

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今日から4泊5日で、熊本ツアー。

今日は朝9時に熊本入りし、朝日野総合病院で小さな小さなコンサート。
友人のお母さんが入院されているからです。

そのお母さんのために、友人のために演奏しようと、
東京からも数名駆けつけました。
僕も立ち上げに関わり、参加している、
音楽ボランティアネットワーク「音種♪」のメンバー達です。

友人のお母さんのご病気は重く、
本当に今日一日、いまこの瞬間を生きていることが、
奇跡のような状態が続いています。
友人も仕事を休み、病院に泊まり込んで、
その残された時間をずっとずっと一緒に過ごしています。
の様子や想いを、メールやfacebookで伝えてもらっていますが、
本当に涙無しには読めません。

今日もお母様の病状は重く、
参加できるかどうかの判断も、直前までわかりませんでしたが、
無事に参加していただくことができました。

意識レベルも低下し、僕らが着いたときにも深く眠ってらしたお母様ですが、
コンサートが始まったら目を開き、ちゃんと一人一人の顔を見てくださいました。

そして、10分ぐらいしか参加できないかもと言われていたのが、
1時間すべて参加することができたのです。
しかも、ずっと目を見開いて、集中している様子でした。


お医者様も、本当に奇跡のようなことだとのこと。

お母様の手を握り、髪をなで、寄り添う友人。その二人の姿は本当に美しく、涙が溢れました。
母子のその絆にも感動したし、遠くから駆けつけたこの仲間の友情にも感動しました。
やっぱりこれは、本当に優しくて、誠実な彼の人徳そのものだと思います。

僕はこれまでも命のために演奏してきたし、
これからもそうしたい、
そういう音楽家でありたいと、
強く思いました。

少しでも長く、一秒でも長く、
この母子の時間が、本当に美しいいのちの時間が、
続くことを祈ります。


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